【娯楽・レジャー編】


お次は娯楽とレジャー。まずは世の男たちの憧れの場所。

江戸時代の遊女(『風俗三十二相』「しなやかさう」月岡芳年 画)
『風俗三十二相』「しなやかさう 天保年間傾城之風俗」(月岡芳年 画)
吉原

花魁のいる“不夜城”吉原。吉原で遊ぼうとしたら一体いくらかかったのでしょう?

  • 最上級の遊女「花魁」1両1分=約10万円
  • 中級の遊女「座敷持」金2分=約4万円
  • 最下級の遊女「局女郎」100文(約3時間で)= 約2,000円

まさにピンきり。

花魁と遊ぼうと思ったら、この料金にプラスして宴会代や芸者代、ご祝儀代なども払わねばならなかったのでべらぼうな金額になりました。

余談ですが、「金の切れ目が縁の切れ目」ということわざ、意味は「金があるうちはチヤホヤしてくれた人々も、金がなくなれば掌を返したように冷たくなる」ですが、もともとは遊女と客の金銭を通じてのみ生まれた“擬似恋愛”をさしたのだとか。金のない客なんて遊女は相手にしていられません。

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『大芝居繁栄之図』(三代歌川豊国 画)
『大芝居繁栄之図』(三代歌川豊国 画)
歌舞伎

これも江戸っ子が愛した娯楽の代表格。特に女性ファンは前日からウキウキと観劇ファッションの準備をしたんだとか。

今だと高額な1階桟敷席からリーズナブルな当日券「一幕見席」までさまざまな価格のチケットがありますが、江戸時代の歌舞伎の観劇料はいかほどだったんでしょうか?

  • 最上級の「桟敷席」銀20~35匁=約2万6400~4万6200円
  • 最下等の土間席「大向う」100文=約2,000円

これまたピンきりだったようです。


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江戸時代の相撲(『大相撲取組之図』(歌川国明 画))
『大相撲取組之図』(歌川国明 画)
相撲

今でも幅広い世代から愛される「国技」相撲。特に昨今は相撲人気が高く、若い女性ファンも増えています。ちなみに、江戸時代の相撲は「女性禁止」で相撲を見られるのは男性だけでした。では、相撲観戦料の気になる値段は?

相撲観戦料(木戸賃)200文=約4,000円

思ったよりリーズナブルに楽しめたようですが、それでもなかなかのお値段です。


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『伊勢参宮 宮川の渡し』部分(歌川広重 画)
『伊勢参宮 宮川の渡し』部分(歌川広重 画)
旅行

江戸時代の人々にとって旅行は「一生に一度は行きたい!」レベルのものでした。

  • 江戸~京まで東海道の旅(片道)1両~=約8万円~ ※宿泊費込み
  • 旅籠(はたご/朝・夕の食事付き宿泊施設)1泊200~300文=約4,000~6,000円
  • 木賃宿(素泊まりの安宿)1泊100文くらい?=約2,000円ほど? ※旅籠の宿泊料金の2分の一~3分の一程度だったとも

徒歩での旅行なので草鞋も履きつぶしたら新調しなければいけないし、川を渡る時には船や人足も頼まねばならないし、旅行にはかなりお金がかかりました。


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当時三美人(喜多川歌麿 画)
『当時三美人』喜多川歌麿 画
浮世絵

江戸から世界に発信するポップカルチャー。

1枚20~24文=約400~480円

安ッ!!サイズによって値段が変わったので、小さいサイズのものだともっと安かったそう。

役者絵や美人画は今でいうアイドルのブロマイドみたいなもんですから庶民でも比較的手軽に買える値段でした。

ほかにも

  • 寄席の入場料(1回分)36~48文=約720~960円
  • 見世物の見物料(1回)20~24文=約400~480円
  • 瓦版1枚4文=約80円
  • 江戸の宝くじ「富くじ」1枚金2朱=約1万円
  • 富くじの一等賞金最高額1000両=約8,000万円!!!

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投稿日: 投稿日:カテゴリ:カテゴリー 現代に繋がる, 生活,

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