【DSもスマホもないけど】江戸時代の子どもの遊びがバラエティ豊かで楽しくなる

  このエントリーをはてなブックマークに追加


老若男女が夢中になった室内ゲームの代表格

江戸時代のすごろく(『男女一代婚礼寿語六』落合芳幾 画)
『男女一代婚礼寿語六』落合芳幾
すごろく(双六)

  • 遊ぶ子どもの性別:男の子、女の子
  • 今でも見る度:★★★☆☆

テレビゲームや携帯ゲームの人気に押されすっかりなじみが薄くなってしまったすごろくですが、江戸時代には子どもだけでなく大人も夢中になる大人気ボードゲームでした。

すごろくの歴史はとっても古く、その起源はインドとも中国とも。日本にやってきたのは奈良時代といわれ、木版印刷が発達した江戸時代には安価なすごろくが出回るようになったこともあり大人気に。

江戸時代のすごろくにはさまざまなタイプがあり、たとえば上の画像のすごろくは、ある男女の子ども時代からスタートし、結婚、子どもの誕生、育児……と結婚生活を営んでいくストーリー。

いわば“江戸時代版人生ゲーム”

ほかにも、女の子がさまざまな職業を経て幸せな晩年を迎えてゴール、という“出世すごろくもの”や、江戸の名所や人気店などを巡るガイドブック的なすごろくなどもありました。すごろくをしながら道徳を学べるすごろくなど、今風にいうなら知育玩具の役割をしたすごろくもありました。江戸時代のすごろく、ちょっとやってみたいぞ。


次。

華麗なるペーパークラフト

江戸時代のおもちゃ絵(『新板鬘尽くし(しんばんまげづくし)』歌川芳藤 画)
『新板鬘尽くし(しんばんまげづくし)』歌川芳藤 画
おもちゃ絵

  • 遊ぶ子どもの性別:男の子、女の子
  • 今でも見る度:★★☆☆☆

浮世絵といえば江戸時代を代表する芸術ですが、子ども向けに作られた“遊び用の錦絵”というものがありました。それらは「おもちゃ絵」と呼ばれ、江戸時代後期から明治時代中期にかけ子どもたちに愛されました。

その種類はじつに多彩。

「〇〇尽くし」という身近な動物や道具などを集めた図鑑のようなものや、「切組灯籠」「立版古(たてばんこ)」と呼ばれたパーツを切り取り組み立てると立体になるペーパークラフトもありました。

ちなみに上の画像は歌舞伎役者の着せ替えで、当時の人気役者・八代目市川團十郎の顔に、役ごとに異なる髪型を貼り付けその役に変身させる、というもの。アイデア、斬新!!

明治時代のおもちゃ絵(『魚つり当物』)
『魚つり当物(あたりもの)』
こちらは明治時代の「おもちゃ絵」ですが、竿の先についた糸をひっぱると「金魚」や「かめ」「うなぎ」などが釣れるしかけになっています。これは楽しそう! 今でも子ども雑誌の付録にありそうですね。

そのほか、室内ゲームの定番「いろはかるた」も江戸時代に誕生し人気を集めました。江戸時代から「い」は「犬も歩けば棒に当たる」だったんですよ~。


  このエントリーをはてなブックマークに追加

江戸のおもしろトリビアを配信中

江戸ブログ 最新記事

吉原に春だけ現われる桜の木 !? 江戸時代の花見は現代以上の大イベントだった!
江戸時代の人々は現代人以上にお花見を満喫していた!お花見スポット、花見弁当、桜餅、コスプレ、花見用の晴れ着などなど。今回は江戸のお花見事情を紹介します!
2017-03-26 14:49:05
【長屋に住むのは36歳未亡人】江戸下町を再現した深川江戸資料館のこだわりが半端ない
東京都江東区にある深川江戸資料館。そこは、知る人ぞ知るこだわりすぎの資料館。江戸時代の下町を完全再現した深川江戸資料館のここが凄い!を紹介します
2017-03-25 19:14:28
もとは女子の祭りじゃない!? ひな祭りの由来が意外と知らないことだらけ
あの暴れん坊将軍・吉宗が江戸時代のひな人形について意外な命令を出していた!?ひな祭りの由来や歴史を徹底紹介します!
2017-03-03 11:10:12
徳川歴代将軍を全員紹介!教科書に載ってないエピソードこそ面白かった【覚え方も】
265年続いた戸時代。歴代将軍15人の興味ぶかいエピソード、略歴、性格、評価、死因などをまとめてみました。これを読めば将軍がもっと好きになること間違いなし!
2017-02-17 11:15:25
【画像あり】まるでクイズ! 江戸時代の看板は駄洒落系からユニーク系までバラエティ豊か
テレビもWEBもない江戸時代、商品をアピールする一番の広告媒体は看板でした。大消費地・江戸を中心に花開いたユニークな看板の世界をご紹介します。
2017-02-03 20:49:29
江戸時代の節分は12月!今とは違う驚きの豆まき風習とは
「鬼は〜外、福は〜内」のかけ声とともに豆をまく節分。江戸時代は、節分の時期や豆まきの仕方など現在と違うところもありました。2月3日の節分についてご紹介します。
2017-02-02 14:22:48
【250年前のアイドル】笠森お仙が人気絶頂のなか突然消えた理由とは?
江戸時代に江戸中の男性を夢中にさせた女性がいました。その名は「お仙」。現代のトップアイドル顔負けの人気を誇ったお仙とはどんな女性だったのかご紹介します。
2017-01-22 13:30:47
アイデア豊富! 有名絵師たちの春画が時代を先取りしすぎている【64作品】
北斎や歌麿など世界的絵師たちも手がけた春画。近年では展覧会も大盛況ですが、なかには時代を先取りする驚くような作品も。今回は淫靡なれど美しく、そしてちょっと笑えるカオスな春画を多数ご紹介します。
2017-01-20 12:05:32
目指せ大奥、玉の輿! 江戸時代の女の子の忙しすぎる1日とは?【早朝から寺子屋】
ピアノのレッスンに英語教室、ダンスや塾と現代っ子は小さい頃からとっても大忙し。しかし、江戸時代にも現代っ子を上回るような超多忙な女の子たちがいたのです。
2017-01-17 12:18:22
一人鍋が定番! 江戸時代の冬の食事は現代とちょっと違っていた フグは庶民向け
寒い冬にこそおいしくなる温かい冬の食事。おでん、すき焼き、フグ、焼き芋...。今も見るけど、ちょっと違う江戸時代の冬の食事を紹介!
2017-01-15 14:52:57

あわせて読みたい 戦国・幕末記事

大河ドラマ『真田丸』のキャストと実際の肖像画を比べてみた
戦国関連の記事2016年大河の真田丸。人気脚本家・三谷幸喜が描く戦国時代。注目のキャストと現代に残る肖像画を並べてまとめています。
2015/01/10 17:04:00
【あさが来た】2015年 もっとも人気だった幕末人物は? 303人中ベスト10を発表【花燃ゆ】
幕末関連の記事2015年は朝ドラと大河ドラマがともに幕末を取り上げました。日本最大の幕末サイト『幕末ガイド』に登録された303名のうち、アクセス順にベスト10を紹介します。
2015/12/31 13:45:00
2015年 幕末の人気記事ランキング! 1位は納得のあの人物
幕末関連の記事2015年の幕末記事のなかで、もっとも人気を集めたのは?10位から1位までランキングで紹介します!
2015/12/20 19:52:00
【猫好き浮世絵師】天才・歌川国芳が描いたネコたちがおもしろ可愛い【猫づくし】
幕末関連の記事いまから150年以上前、江戸時代末期に活躍した歌川国芳という絵師がいました。国芳は類まれなるデザイン力とユニークな発想の持ち主で、美人画や妖怪画など幅広いジャンルの作品を数多く生み出しました。そんな彼が最も好きだったのが"猫"。猫が死んだ時は寺に葬り仏壇まで作ったそうです。そんな歌川国芳が描いた、ユーモアと愛に溢れた"猫浮世絵"の数々をご紹介します!
2015/11/08 14:29:00
【実話】荒木村重は謀反の後、意外な人生を送っていた【軍師官兵衛で人気】
戦国関連の記事織田VS毛利が本格化して、盛り上がりをみせるNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』。なかでも、ひときわ注目を浴びているのが荒木村重。織田信長に反旗をひるがえしたのは有名だけど、その後の人生は意外なほど知られていません。今回は荒木村重の謀反の"その後"を紹介します。
2014/09/15 7:27:22
【写真あり】現代に通用する明治時代の美人をランキングしてみた!【22位~1位】
幕末関連の記事いまから約100年前の明治時代。調べてみると、現代にも通用する美人さんがやっぱりいた。幕末専門ブログですが今回は番外編。メジャーな人からマイナーな人まで写真つきでランキング化!
2014/04/26 19:58:00
【写真あり】現代にも通用する幕末イケメンをランキングしてみた【33位~1位】
幕末関連の記事いまから約150年前の幕末。土方歳三や龍馬らが生きていた時代にもやっぱりイケメンはいた。メジャーどころからマイナーな人物まで写真付きで完全ランキング化!
2014/02/24 2:46:00

日本の歴史をもっと身近に。

戦国ガイド
戦国時代の大名・武将の名言や画、子孫など
戦国記事のみ掲載している特集ブログ
【おすすめ】戦国時代の家紋を一挙紹介
江戸ガイド
江戸時代の将軍/大名/文化人の名言や画、子孫など
★いまココ★ 江戸時代をもっと楽しめる特集ブログ
幕末ガイド
日本最大級の幕末サイト!
幕末をもっと楽しめる特集ブログ
明治ガイド
明治時代のみを扱ったレアなサイト
【おすすめ】明治の著名人が残した名言
大正ガイド
どこか懐かしく新しい時代、大正を知ろう!
【おすすめ】芥川龍之介、竹久夢二、宮沢賢治など大正の偉人を一挙紹介
昭和ガイド
昭和の芸能人やスポーツ選手、芸術家の名言や子孫など
【おすすめ】昭和の有名人が残した心に残る名言。その数、1,000以上

コメント

  1. 端午の節句に繰り広げられた遊び「印地(いんじ)」。二手に分かれての石投げ合戦なのですが、負傷者が後を絶たないほどのデンジャラスゲームだったので、江戸時代前期以降、禁止になりました。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

トラックバックURL