• 更新日:2017年8月27日
  • 公開日:2015年12月20日


勝敗のカギは好物のおかず!ごはんの量もおかずの内容も桁外れの「飯の部」


続いては「飯の部」のようすを見てみましょう。「飯の部」では白米ではなく、ごはんの上に味噌をのせお茶をかける「味噌茶漬け」を何杯食べられるかを競いました。

江戸時代の大食い大会の様子(飯の部)

「飯の部」のみなさん、一心不乱に飯を食べています。そんななか、左の男性は試合を放棄したようです。もはや表情に生気が感じられません。そして、一番左の給仕係りの驚き顔。どっひゃー!と云ってますね。

三右衛門さん(41歳/三河島在住)の記録

ごはん×68杯
しょうゆ×2合

しょうゆを……2合だと……? よい子は絶対にマネしないでください。

和泉屋吉蔵さん(73歳/浅草在住)の記録

ごはん×54杯
青唐辛子×58本

おじいちゃん、よほど辛いものが好物だったのね。いやいやいや。

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さすがの蕎麦も消化が追いつかない。セイロが山となる「そばの部」


勝負はシンプル! 二八そば(並盛り)をどれだけ食べられるか!!ファイト!

江戸時代の大食い大会の様子(そばの部)

すすってます。すすりまくってます。

江戸時代の大食い大会の様子(そばの部)2枚目

おじいちゃんも奮戦しています。

山口屋吉兵衛さん(38歳/池之端仲町在住)の記録

そば×63杯

桐屋惣左衛門さん(42歳/新吉原在住)の記録

そば×57杯

鍵屋長介さん(49歳/浅草在住)の記録

そば×49杯

結果もシンプルですね~。ひたすらそば!それにしても、そばを用意する職人もたいへんだったでしょうね。早く次のそば持ってこーい!

白米が欲しくならないの!?顔中アブラまみれの「うなぎの部」


「うなぎの部」はちょっと特殊で、食べた量ではなく食べた金額で競ったようです。

江戸時代の大食い大会の様子(うなぎの部)

白米は見当たりません。蒲焼のみを食べ続ける! 中央の男性は必死に巨大蒲焼に食らいついています。右のおじいちゃんは、なんだか普通に楽しくお食事してますね。左の男性、「いや~まいったなー」という感じでしょうか。

よし野や幾右衛門さん(53歳/本郷春木町在住)の記録

うなぎの蒲焼×1両2分

江戸時代後期、うなぎ店で提供された蒲焼が1皿200文として約150皿(!)。いやぁ、胸ヤケしないはずがないです。

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