【食べないおせち料理】江戸時代の正月の常識が現代とだいぶ違う【お年玉はお餅】

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羽根つき、凧揚げ、すごろく、カルターー元日から子どもは元気!


大人たちがのんびりと元日を過ごしていたのに対し、子どもたちは元日から元気いっぱい。寒空をもろともせずに正月ならではの遊びを楽しみました。

羽根つきをする遊女見習いの少女(『かむろ 瀬川路考』歌川豊国 画)
『かむろ 瀬川路考』歌川豊国 画
晴れ着に身を包んだ吉原の遊女見習いの少女、禿(かむろ)が羽根つきをして遊んでいます。正月の厄除け行事がルーツといわれる羽根つきは、江戸時代には女の子の正月遊びの大定番となり、子どもだけでなく大人の女性にも人気がありました。

明治時代に撮影された羽根つきをする女性たち
画像引用元
これは明治時代に撮影された羽根つきをする女性たち。奥には手まりをする女の子も見えます。スタジオで撮影されたものと思われますが、正月らしく注連飾りがセッティングされています。


今ではあまり羽根つきをする子どもを見かけることは少なくなりましたが、現代ではプリキュアやキティちゃんなど女の子が好きなキャラをデザインした羽子板なんかも売られているので、ぜひ、小さいお子さんをお持ちの方はお正月にレッツ・羽根つき!

手まりも女の子の正月遊びの定番でした。

手まりで遊ぶ江戸時代の女の子(初代歌川豊国 画)
初代歌川豊国 画
画像左、これまたきれいな晴れ着の女の子たちが手まりで遊んでいます。奥には立派な門松も見えますね。

かつては女の子のハートをつかんだ手まりですが、現代はインテリアとしては見かけることはあっても、遊んでいる子どもはとんと見たことありませんねぇ……。羽根つきよりレアです。

ちなみに、画像右にいる女性ふたり組は「春駒(はるこま)」という正月限定の門付け芸。木製の馬の頭を手に持ち(またはそれにまたがり)、家々の前で歌い踊ってチップをもらいました。華やかでいかにも正月らしいおめでたい芸です。

余談ですが、年神様をお迎えして新しい1年の始まりとなる正月には、着物も特別な晴れ着を着ました。正月用の晴れ着は、松竹梅や鶴亀、宝船などおめでたいデザインが人気でした。

正月、晴れ着に身を包む子ども(『豊歳五節句遊』「正月」歌川国貞 画)
羽子板を抱えた女性と凧を引きずる子ども。親子かな? 2人とも美しい晴れ着に身を包んでいます(『豊歳五節句遊』「正月」歌川国貞 画) 
晴れ着を用意できない人も、新しい着物を着たり、それもムリなら帯や草履などのアイテムを新調するなどなにかしら新品のものを身につけたそうです。

現代でもお正月には新品の洋服を着る人も多いですよね。新しい装いで新年を迎えたい、という気持ちは昔も今も同じです。

余談が長くなりましたが、次は男の子の遊びです。

男の子の正月遊びの定番は凧あげです。

江戸時代の凧あげ(『子供遊び凧の戯』歌川芳盛 画)
『子供遊び凧の戯』歌川芳盛 画
たくさんの男の子たちがそれぞれ自慢の凧をあげています。凧のデザインがおもしろいですね。定番の武者絵や「龍」の文字のほか、馬、日の丸、酒樽、そのまんまタコもいます。

子どもだけでなく大人も夢中になった凧あげは、あまりのブームから幕府に禁じられたこともありました。参勤交代の行列に凧が落っこちたりとか事故があったんです。

凧の卸売り(『画傀儡二面鏡』より 歌川国貞 画)
『画傀儡二面鏡』より 歌川国貞 画
画像右にいる男性は凧の卸売り。凧がたくさん入った籠を担いで江戸の町を売り歩きました。文字凧より絵凧のほうが値段が高かったそうです。凧売りは、正月が稼ぎ時なので元日から大忙しでした。

ほかにも、双六やカルタといった遊びもお正月遊びの定番でした。このあたりは、今でも伝統的な遊びとして人気ですよね。


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コメント

  1. 三段お重スタイルのおせちの歴史は浅く、戦後になってから。デパートが見た目にも美しい三段重のおせちを競うように売り出したことの影響といわれています。

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