次は達磨さん。

つけま、つけま、つけまつげ〜♪

達磨大師(『達磨図』 仙厓義梵 画)
『達磨図』
禅画のテーマとして人気だった達磨大師。縁起物のダルマのモデルになったインドのお坊さんで中国禅宗の開祖です。達磨大師は大きな目をギロリと見開いた厳しい顔つきで描かれることが多いのですが、仙厓和尚の達磨ときたらギャルばりのぱっちりまつ毛。

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次も禅画のテーマで大人気。

ほれ、飲め飲め〜

酒宴(『寒山拾得図』 仙厓義梵 画)
『寒山拾得図』
酒好きコンビによる楽しい酒宴の図。お酒がおいしくってたまらない、といった表情がすごくいいです。でも頭上からダイナミックに注ぎすぎです。頭からビチャビチャ不可避。でも、そんなことになっても「なぁに、構わんよ」と気にせずお酒を飲みそうな大らかさに満ちています。

ちなみに、このコンビは、寒山(かんざん)と拾得(じっとく)という中国は唐代の禅僧で、浮世離れした破天荒な生き方に多くの文人が憧れました。

次は鬼さん。

笑いすぎてお腹イタイ

笑う鬼(『鬼笑画賛』 仙厓義梵 画)
『鬼笑画賛』
こわい鬼がお腹がよじれるくらいに大笑い。「ひーひー、もうダメ・・・」という声が聞こえてきそうなほどの笑いっぷりです。それを見ているのは最近弟子入りしたらしい小鬼。目を丸くして「親方、何に笑ふかい」と腰を抜かしているのがかわいらしい。

どうやら「来年のことを言うと鬼が笑う」のことわざ通り、来年のことを言うのを聞いて親方鬼は笑いが止まらないらしい。鬼がこんなに愉快そうに笑ってくれるんなら、たまには来年のことをちょっといってみたい気がしてきます。

次は普通の人。

モブ感がすごい

人形売りの行商人(『人形売り図』 仙厓義梵 画)
『人形売り図』
天秤棒を担って人形を売り歩く行商人。仕事が好きなんでしょう、とても楽しげに見えます。こんな顔して仕事をできるって幸せです。それはさておき、なんでしょう、全身から漂うモブ感。絶対なんかの漫画で最近この人見たことある。

次は普通じゃない人。

あの・・・なにしてるんですか?

丸太の橋を渡るお坊さん(『橋上人物画賛』 仙厓義梵 画)
『橋上人物画賛』
ぽっちゃり気味のお坊さんが丸太の橋を渡ろうとしているところのようですが、とてもシュール。ツッコミどころが多すぎる。でも、見ているとニヤニヤしちゃうのは仙厓マジック。

次はちょっと雰囲気変えて。

不気味だけどユーモラス

野ざらしのドクロ(『頭蓋骨』 仙厓義梵 画)
『頭蓋骨』
野ざらしのドクロとかメチャクチャ怖いはずだけど、仙厓和尚の手にかかるとほんの少しのユーモラスが漂います。

画賛は「よしあしは目口鼻から出るものか」。ドクロの眼窩から飛びさしている芦(よし)もしくは葦(あし)と物事の“善し悪し”をかけているそうで、「物事の善悪なんてものは目口鼻など人間の五感を頼りにした儚いもの」というような意味。ほかにもさまざまな解釈ができるかなりも名言です。

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投稿日: 投稿日:カテゴリ:カテゴリー 芸術・文化

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“これが江戸時代!? ゆるカワすぎる仙厓(せんがい)和尚の作品に思わずニンマリする” への 1 件のフィードバック

  1. rekishi_g says: 2016年12月23日

    江戸時代のゆるカワ禅画を一挙紹介。展覧会でも人気です。

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