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『北斎漫画』の元ネタ
なんだろう、この楽しそうな人たち。とりあえずおしりがプリプリすぎる。これらは、絵のお手本として北尾政美が描いた人物のスケッチ画です。それにしてもポーズが愉快。
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一方、江戸時代の絵のお手本集(絵手本)として有名なのが葛飾北斎による『北斎漫画』。
『北斎漫画』は国内だけでなく、マネなど印象派の画家にも大きな影響を与えたといわれています。さらに現代の「漫画」のルーツのひとつとも。すごい作品です。
ところで、先に紹介した絵と『北斎漫画』、なんだか似ていると思いませんか?北尾政美の絵手本『略画式』が出版されたのは『北斎漫画』の19年前、「絵のお手本集」というアイデアもじつは政美がオリジナルなのです。
そんな北尾政美はどんな人物かというと。
北尾政美(きたおまさよし)
1764年(明和元)に生まれ、13歳頃から浮世絵を始め、15歳で早くも本の挿絵を手がけ、以降人気絵師となる。のち、津山藩のお抱え絵師になるという破格の出世をし、名も「鍬形蕙斎(くわがたけいさい)」と改め数々の名作を生み出す。特に『略画式』は北斎をはじめ同時代の絵師に多大な影響を与えた。
1764年(明和元)に生まれ、13歳頃から浮世絵を始め、15歳で早くも本の挿絵を手がけ、以降人気絵師となる。のち、津山藩のお抱え絵師になるという破格の出世をし、名も「鍬形蕙斎(くわがたけいさい)」と改め数々の名作を生み出す。特に『略画式』は北斎をはじめ同時代の絵師に多大な影響を与えた。
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ちなみに、のちに『北斎漫画』が出版された時に、政美は「北斎ってとにかく人のマネばっかりで、なんでも自分が最初ってもんがない」(『武江年表補正略』「寛政年間記事」より意訳)とボヤいてるのが、ちょっと面白い。
では北斎も着想を得た『略画式』シリーズをご紹介します!
完全にマスコット
ゆるい。丸い。かわいい。
3拍子そろってます。とても200年前の作品と思えない。今でもマスコットとして十二分に通用しそうです。手をつないでつながっているサルとか、年賀状にマネしたいくらいです。