• 更新日:2020年3月15日
  • 公開日:2015年11月10日


江戸時代にも人面犬ブーム!?


犬産人面狗(『街談文々集要』より、石塚豊芥子 画)
『街談文々集要』より「犬産人面狗」
覚えている方も多いでしょう、90年代はじめに巻き起こった「人面犬ブーム」を。懐かしいですね。

しかし、この人面犬、なんと江戸時代にもいたのです。こちらは『街談文々集要』に描かれたもので、それによれば江戸は田戸町であるメス犬が生んだ子犬のうち1匹が人間にそっくりだった、とか。

スポンサーリンク


数匹いますが、このなかでどれが人面犬かというと、

江戸時代の人面犬
こちらですね。

どの子犬も人面に見えるじゃないか、というツッコミはなしで。それで、この噂を聞きつけた興行師が見世物としてこの人面犬を出したところ大人気になったとか。

コワおもしろい? 子どもさらい怪獣、撃ち取ったり!


奥州会津怪獣の図(瓦版より)
瓦版「奥州会津怪獣の図」
不気味な怪獣発見のニュースを伝える瓦版。

記事によれば、1782年(天明2)、会津磐梯山で鉄砲名人が撃ち取ったという。会津ではここ数年、子どもが何人も行方不明になっており、この怪獣が犯人ではないかという。

怪獣の背丈はおよそ150cm弱、口は耳まで裂け、鼻はくちばしのように長く、全体は潰れたヒキガエルのようで毛に覆われ、5m以上もの長い尻尾があり、手足には水かきがあったとか。

とにもかくにも非常に不気味だったとありますが、絵からはなんとなくユーモアも感じられるところが楽しい。

スポンサーリンク


殺傷能力はんぱない!


印旛沼の幻獣
印旛沼の幻獣
1643年(天保14)、印旛沼の工事中に突如、謎の幻獣が現れました! その幻獣は光とともに出現し、一瞬のうちに13人が即死したと伝えられています。ま、まじですか……

江戸ブログ 関連記事

江戸ブログ 最新記事

あわせて読みたい 戦国・幕末記事