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『十二月之内 水無月 土用干』(部分/三代歌川豊国 画)
しどけない恰好で団扇を持つ女性の背後には着物が虫干しされています。
江戸時代、水無月の土用の頃、衣類や書籍などを虫干しする「土用干し(どようぼし)」と呼ばれる年中行事がありました。風通しのよい場所で陰干しすることで虫やカビを防いだのですね。
さて、女性の膝下に目をやると大皿に角切りにしたスイカが盛られているのが見えます。ちゃんと爪楊枝も差してあり、いつでもつまめるようになっています。
なんだかこのあたりは現代と変わらぬ風景ですね。