7月7日が近づくと町のあちこちに笹が飾られ、短冊に願い事を書くコーナーも設置されるなど現代人にもおなじみの七夕の行事。
七夕が庶民にも広まったのは江戸時代のことで、笹の葉に願いを書いた五色の短冊を飾るというスタイルも江戸時代に確立したそう。スイカやひょうたん、鯛などといったバラエティ豊かな飾り物も笹の葉に吊るされました。
7月6日の夕方に笹飾りを上げ、7月7日には江戸の空を覆わんばかりにたなびく笹飾りを眺めながら、そうめんやスイカといった七夕メニューに舌鼓を打つのが江戸時代の七夕の過ごし方でした。
ちなみに現代の七夕は梅雨の時期と丸かぶりなので悲しいことに雨の日が多いのですが、江戸時代の七夕は当然ながら旧暦の7月7日。つまり現代でいえば8月上旬にあたります。なので今より晴れの確率が高かったんです。
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