『夏の夕くれ』(歌川国芳 画)

花に囲まれて 今日の一枚 #57

カテゴリ> 今日の浮世絵&写真

本日の一枚は、色とりどりの花にも負けない浴衣美人。


『夏の夕くれ』(歌川国芳 画)
昼間の暑さも和らいだある夏の夕暮れ。

「ちょいと散歩にでも行こうかね」とばかりに浴衣でやってきた美人が、売られている花を楽しげに見ています。

余談ですが、庶民文化が花開いた江戸時代後期、庶民の間でガーデニングブームが巻き起こり、植木鉢で草花を愛でることが大人気となりました。
そのため、こうした花々が町で売られていたのです。

それにしても背景に描かれた花のカラフルさと、女性の紺色のシンプルな浴衣の対比が素敵ですね。
きりりとした女性の美しさがこれ以上ないほど際立っています。

この記事を友達にシェアしよう!

カテゴリ> 今日の浮世絵&写真

もっと詳しく

江戸ブログ 関連記事

江戸ブログ 最新記事

あわせて読みたい 戦国・幕末記事

ガイドシリーズ:日本の歴史をもっと身近に。

江戸ガイド