『彩色江戸物売図絵』より(三谷一馬 著)

誰がどう見ても唐辛子売り 今日の一枚 #13

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本日の一枚は、あの北斎も極貧時代にやっていたド派手な職業。


『彩色江戸物売図絵』より(三谷一馬 著)
7月3日は「七味の日」ということで、江戸時代に実在したド派手な唐辛子売りをどうぞ。

全身真っ赤な衣装に身を包み、背中に背負うは6尺(約180㎝)もの超巨大なハリボテ唐辛子。このなかには小袋に入った粉唐辛子が収納されており、「とーんとーん唐辛子♪」とよばわりながら売り歩きました。

まるでハロウィンの仮装かコスプレのような格好ですが、江戸の町に実際にいたというのですからおもしろいですね。

さらに天才画家・葛飾北斎が若い頃に副業としてこの唐辛子売りをしていたというのですから興味深い。しかも、この格好のときに運悪く師匠夫婦に出くわしたという、なんとも気まづいエピソードも残っているそうな。

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