真っ黒な空から降り注ぐ大粒の雨。突然の夕立に女性や子どもが大慌てしています。雷でもなっているのでしょうか。子どもが耳をふさいでいますね。彼女たちは「富士詣(ふじもうで)」の帰り道のようです。
江戸時代、庶民の間で富士山信仰が大流行し、江戸では旧暦の5月晦日と6月1日に江戸市中に模造した富士山(富士塚)にお参りする「富士詣」が行われ大勢の参詣客でにぎわいました。
せっかくの富士詣と意気込んでオシャレしたのに夕立に降られてしまった彼女たちになんだか同情してしまいます。
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