『日本橋夜』(小林清親 画)

文明開化の光 今日の一枚 #5

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本日の一枚は光と影が織りなす幻想的な浮世絵です。


『日本橋夜』(小林清親 画)
しんしんと雪の降る夜、一台の馬車が駆けています。

それを追いかけるように野良犬が走り、反対側には傘で身を守るように歩く人の姿も。

そんな光景を煌々と輝くガス灯が照らし出しています。

こちらの作品が描かれたのは1880年(明治13年)。ガス灯は文明開化の音がする新しい時代を象徴でもありました。

夜の闇とまばゆい光が織りなす幻想的な風景は、江戸時代から明治時代へ移り変わる空気を見る者に感じさせます。

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