江戸時代にはおなら代理人がいた。昔の屁事情を絵をまじえて紹介

【画像あり】世界が驚愕した屁合戦絵巻をはじめ、江戸時代の屁事情を徹底紹介【おなら代理人も】

カテゴリ> 雑学、ネタ

江戸時代には、おなら身代わり人や、屁の音で歌舞伎の演目を演じきるおならパフォーマーなど訳のわからない人たちがいた。江戸時代の屁事情はいろんな意味でスゴイことになっていました。


“画鬼”河鍋暁斎が描いた『開化放屁合戦絵巻』より。なんとも気持ちよさそうに放屁してます

「さすが日本」外国人を驚愕させたクレイジーすぎる“おならバトル”絵巻


2012年2月、英国タブロイド紙『Daily Mail』に「腸内ガス芸術! 200年前の日本の“屁合戦”絵画には本当は深い意味があった」という記事がのりました。これが発信源となり、ネットで世界中に拡散され外国人たちを驚愕させたある絵巻物をご存知でしょうか?

その名も『屁合戦絵巻』


屁。つまり“おなら”による男女入り乱れての壮絶なバトルを描いた絵巻物なのですが、まずはダイジェストでご覧ください。

ちなみに余談ですが、屁を上品に表現した「おなら」は「お鳴らし」を略した宮中の女性たちによる隠語だったそう(女房詞)。


では、本題に戻っておならバトル開幕!

おい、そろそろ始まるぜ!



武士とその家来たちでしょうか。男性たちがなにやら話し合いをしています。心なしかその表情には高揚感が。

腹が減っては屁はできぬ



腹が減っては戦はできぬ、とばかりにみんなで腹ごしらえ。大鍋に煮られているのは芋?こんな大量に芋を食べたら、お腹はガスでぱんぱんだぞ。

バトル開始!守りは任せたぞ!



さぁ、いよいよバトル開始。双方、相手に尻を向けながら強烈なおならを放つ。それはおならの概念を超え、もはやビームのような勢い。画像左の男性は従者に板の盾を持たせ、おならを防ぐパーティープレイ。そう、これはガチンコの合戦なのです。

そーれ、そーれ、風でおならを押し返せ



おっと、ここで巨大うちわを持ち出しました。風でおならビームを押し返えそう作戦です。うまくいったようで、おならが弧を描いて発信者の方へ。これはひどい。左奥の男性「え?ちょっとそれ卑怯じゃない?」

絶望的な戦力差



ここで強者の登場。盾にしていた板のガードを一撃で破壊!応援席もやんややんやの大喝采を送ります。負けじと右側陣営のひとりが顔面めがけておならを放ちますが、「なんの春のそよ風」とばかりの涼しい顔。これは強い(確信)

集めて、集めて……



ここで新たな動きが。両陣営とも、なにやら大きな袋を持ち出し、おならをせっせ、せっせと集めているようです。これは一体……?

くらえ、俺たちの一撃!



集めたおならを一気に発射!みんなのちからを合わせた最高の一撃に、敵方4人もぎゃあと悶絶。バトル漫画の王道は江戸時代の放屁合戦にもありましたよ、集英社さん!

女性たちが一騎打ち



女性たちも負けていません。こちらは一対一のタイマンキャットファイト。交差するおならビームが芸術的ですらあります。

カタストロフィ



うわー。おならの大爆風によりついに陣営が崩壊。まるで嵐です。

ニャンで~



かわいいブチネコが飛ばされていく~。これはヒドイ。無関係な猫まで巻き添えに。しかもおならをしている男性の顔を見てください。完全に愉快犯だ。これは許せない。

という感じの衝撃的な『屁合戦絵巻』。これには世界中が衝撃を受けたようで、海外の反応も「これがカミカゼか?」「クールジャパン」「日本文化の源流をみたよ」といったコメントで溢れかえりました。

この記事を友達にシェアしよう!

カテゴリ> 雑学、ネタ

もっと詳しく

江戸ブログ 関連記事

江戸ブログ 最新記事

あわせて読みたい 戦国・幕末記事

ガイドシリーズ:日本の歴史をもっと身近に。

江戸ガイド