江戸時代の平均身長とは?

男性の平均身長が155cmだった江戸時代。坂本龍馬など有名人の身長は?【22人】

カテゴリ> 人物, 幕末, 雑学、ネタ

縄文時代〜江戸時代の日本人の男女平均身長は?坂本龍馬や西郷隆盛ら22人の気になる身長も紹介。そして、江戸時代に227cmを誇った伝説の力士が実在しました。


長い歴史のなかで江戸時代がもっとも低身長!?

長い歴史のなかで江戸時代がもっとも低身長!?


厚生労働省によりますと2012年における日本人20代男性の平均身長は約171cm、女性は約158cmとなっています。

1950年の平均身長は約161cm、女性は約150cmなので、わずか60年ほどで男性は10cm、女性も8cm平均身長が伸びています。


1956年(昭和31年)の東京有楽町の町並み

現代人の若者が歩いていたらさぞ目立ったことでしょう。では、江戸時代の人々の平均身長はどれくらいだったのでしょうか?

と、その前に縄文時代から順に平均身長をみていきましょう。諸説ありますが、出土した骨(主に大腿骨)などからおおよその身長を推定することはできます。


縄文時代の様子(注:あくまでイメージ)

男性の平均身長=約158cm
女性の平均身長=約149cm


かなり背が低い。
次。弥生~古墳時代。


弥生時代の様子(注:あくまでイメージ)

男性の平均身長=約163cm
女性の平均身長=約152cm


伸びた。
稲作が始まって栄養状態が良くなったから?

次は鎌倉時代。武士の時代のはじまりです。


『蒙古襲来絵詞』部分

男性の平均身長=約159cm
女性の平均身長=約145cm


あれ、低くなっちゃった…。
武士、むしろ小柄です。平均身長が低くなった理由について「肉食をタブー視する考えが広まり、動物性たんぱく質の摂取量が減ったから」という説もあります(諸説あり)。

さて、江戸時代はどうなるかというと、


江戸時代の日本橋(熈代勝覧)

男性の平均身長=約155cm
女性の平均身長=約143cm


なんと、さらに低い。
多少の幅はありますが、男性155~158cm、女性143~146cmの範囲におさまるくらいだったそうです。

じつは、日本の歴史において江戸時代が最も身長が低かったといわれています。体重は諸説あります。が、ひとつ言えるのは、デスクワークよりも肉体労働が多かっただったので、総じてムチリと筋肉質だったといわれています。



幕末に撮影された駕籠(かご)かきの写真。ムチリ。

その後、しばらく横ばい状態が続き、食生活の欧米化などもあり平均身長は伸びていきました。

この記事を友達にシェアしよう!

カテゴリ> 人物, 幕末, 雑学、ネタ

もっと詳しく

江戸ブログ 関連記事

江戸ブログ 最新記事

あわせて読みたい 戦国・幕末記事

ガイドシリーズ:日本の歴史をもっと身近に。

江戸ガイド