該当する江戸時代の人物・偉人
亡くなった年齢でまとめることで意外な発見があります。
かさもりおせん
江戸時代中期の女性。江戸は谷中にある笠森稲荷門前の水茶屋「鍵屋」の看板娘として有名。浅草寺奥山の楊枝屋「柳屋」の柳屋お藤、二十軒茶屋の水茶屋「蔦屋」の蔦屋およしとともに「明和三美人」のひとりとして数えられた。お仙は12歳頃から家業である水茶屋を手伝い、茶汲み女として働いていたが、その可憐さからたちまち客の間で話題となった。さらに、浮世絵師・鈴木春信の美人画のモデルとなり、お仙の浮世絵が出回ると人気は爆発、江戸中からお仙見たさに参拝客が笠森稲荷に殺到したという。「鍵屋」もその人気に乗り、手ぬぐいやすごろくなど“お仙グッズ”も販売するなど、お仙の人気は一世を風靡するほどとなった。ところが、人... (続きをみる)
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おかだべいさんじん
江戸時代後期の大坂を代表する文人画家。子の岡田半江も文人画家として名を知られる(養子説あり)。名は国、字は士彦(しげん)、通称は岡田彦兵衛あるいは米屋彦兵衛。画号は米山人、米翁。前半生については不明な点が多いが、若い頃、播磨国神東郡(現・兵庫県加西市)の庄屋・安積喜平治のもとに寄宿し、日がな米をつきながら寸暇を惜しんで書を読み勉学に励んだという。大坂で米屋を開業、そのかたわら書を読み書画も独学した。その後、伊勢国藤堂藩に仕え、大坂にある藤堂藩蔵屋敷内に移住、自宅の一部を画室「正帆」とし、南画家・浦上玉堂や木村蒹葭堂ら多くの文人墨客と交流を持った。明るく鮮やかな色彩と自由な筆致で描かれた山... (続きをみる)
むろきゅうそう
江戸時代中期の儒学者。諱は直清、字は師礼、通称は新助(信助とも)、号はほかに滄浪(そうろう)。医師・室玄樸(げんぼく)の子として武蔵国中村(現・東京都台東区谷中)にて生まれる。幼い頃から学問を好み、14歳で加賀藩主・前田綱紀に仕え、君命により儒学者・木下順庵に入門し俊英として知られた。その後、同門の新井白石の推挙で幕府の儒官となり、のち8代将軍・吉宗のブレーンとして「享保の改革」を輔佐した。著書『赤穂義人録』のなかで「赤穂事件」において赤穂浪士たちへの処罰をめぐり浪士を擁護したのは有名。著書はほかに『六諭衍義(りくゆえんぎ)大意』(和訳)『五常名義』『五倫名義』『駿台雑話』など多数。 (続きをみる)
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おおついばんけい
江戸時代後期から明治にかけての儒者、漢学者、文章家。父の蘭学者・大槻玄沢、子の国学者・大槻文彦とあわせ故郷の一関では「大槻三賢人」と呼ばれている。幼名は六二郎、名は清崇、盤渓は号。17歳の頃、幕府直轄の学校「昌平黌(しょうへいこう)」に入り、以後11年間ここで学問に励んだ。その後、学問修行を目的に東海、畿内、長崎を遊学、高名な学者たちと交流した。この遊学中に出会った思想家で文人の頼山陽は磐渓の漢文を見て「後来有望なり」と高く評価したという。その後、時勢もあり、西洋砲術を学ぶことを決意しこれを学び、佐久間象山が西洋式カノン砲を試し撃ちした際にはその手助けもしている。またこの頃から開国論を唱... (続きをみる)
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なべしまかつしげ
江戸時代初期の大名、肥前国佐賀藩の初代藩主。幼名は伊勢松、通称は伊平太。官位は従五位下信濃守、従四位下侍従。戦国武将・鍋島直茂の子として肥前国佐賀に生まれ、関ヶ原の戦い(1600)では豊臣方の西軍に加わったが徳川家康方の東軍に寝返り、戦後は本領安堵を認められた。佐賀藩はもともと鍋島氏の主君だった龍造寺家が治めていたが、龍造寺家が断絶したことにより勝茂が跡を継いで佐賀藩の初代藩主となり佐賀藩の基礎を固めた。この龍造寺家から鍋島家への政権交代は勝茂の尽力により比較的スムーズに行われたが、のち“化け猫伝説”で知られる御家騒動「鍋島騒動」として歌舞伎や講談などで脚色され、勝茂は「御家を乗っとった... (続きをみる)
ほりべやへえ
江戸時代前期の武士、赤穂浪士四十七士のひとりで最高齢となる77歳の義士。弥兵衛は通称で、名は金丸(かなまる)。本姓は近江源氏。家紋は四ツ目結二ツ。同じく赤穂浪士のひとりで「高田の馬場の決闘」で名高い堀部安兵衛(武庸)は養子。浅野家の譜代の家臣である堀部家に生まれ、若い頃から赤穂藩士として浅野長直、長友、長矩の3代に仕えた。主君・長矩が江戸城で刃傷事件を起こした時はすでに隠居し家督を養子の安兵衛に譲って江戸にいたが、養子の安兵衛とともに急進派の中心となって「浅野内匠家来口上書」の草案を書いた。吉良邸討ち入り時は表門の警護を担当、捕らえた吉良家門番の監視も行った。討ち入り後は熊本藩・細川家屋... (続きをみる)
- 堀部弥兵衛の名言
- 『雪はれて 思ひを遂ぐる あした朝かな』
かじかわよそべえ
江戸時代前期の旗本。「赤穂事件」で知られる赤穂藩主・浅野内匠頭長矩が吉良上野介義央に江戸城大廊下において刃傷に及んだ際、偶然その場に居合わせ、浅野内匠頭を取り押さえたことで知られる。ドラマなど『忠臣蔵』の創作物では「浅野殿、殿中でござる!」という台詞をよくあてられる。浅野内匠頭を取り押さえた功により、即日500石もの加増を受けた。また、刃傷事件についての詳細を『梶川与惣兵衛日記』に残しており、後世誕生した創作物はこれを典拠にしたものが多い。墓所は東京都中野区上高田にある天徳院。 (続きをみる)
とりいようぞう
幕臣。老中・水野忠邦が推し進めた「天保の改革」のひとつ・綱紀粛正方針に従い、南町奉行として市中の取り締まった。「蝮の耀蔵」「妖怪」と陰で言われるほど、権謀術数を駆使した鳥居の取締りは非常に厳しかった。 同時期の北奉行であった遠山景元(金四郎、遠山の金さんのモデル)が改革の反対派だったため、両者は対立。現代のドラマ『遠山の金さん』においても、両者はライバル関係にあり鳥居はしばしば悪役として描かれる。 のちに、水野を裏切るも逆襲にあい、全財産没収のうえ讃岐丸亀藩預りとなり、江戸から追放された。丸亀藩での耀蔵は穏やかでむしろ領民から慕われる存在となり、宮部みゆきの小説『孤宿の人』では当時の... (続きをみる)
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