該当する江戸時代の人物・偉人
亡くなった年齢でまとめることで意外な発見があります。
うたがわひろしげ
江戸時代末期に活躍した浮世絵師。本姓は安藤、幼名は徳太郎。江戸の八代州河岸の定火消・安藤家に生まれ、父の隠居を受け13歳の時に家督を継いだ。しかし、15歳の時、浮世絵師の歌川豊広に入門、27歳の時についに家督を譲り絵の道に専念する。役者絵、美人画などにも傑作が多いが、広重の代表作といえばなんといっても傑作シリーズ「東海道五十三次」や「江戸名所百景」「六十余州名所図会」「金沢八景」「近江八景」などの風景画だろう。それまでの風景画にはない大胆な構図や鮮やかな色彩(特に青色は「ヒロシゲブルー」とも)は海外でも高い評価を受け、ゴッホやモネなど当時を代表する画家にも多大な影響を与えた。1858年1... (続きをみる)
- 歌川広重の名言
- 『東路(あづまぢ)に 筆をのこして 旅の空 西のみくにの 名所を見む』
きらこうずのけのすけ
江戸時代前期の武士。高家旗本。『忠臣蔵』こと「元禄赤穂事件」での敵役として知られる。官位から「吉良上野介(きらこうずけのすけ)」と通称される。幼名は三郎。家紋は丸に二つ引・五三桐。名前の読み方についてはこれまで「よしなか」とされてきたが、所領のあった愛知県吉良町の華蔵寺に収蔵される古文書から現在では「よしひさ」と考えられる。高家旗本・吉良義冬の嫡男として江戸鍛冶橋にある吉良邸にて誕生(陣屋があった群馬県白石の生まれとも)。義央の吉良家が務める「高家」とは幕府における儀式や典礼を司る役職で、いわゆる「名門」の家柄。1701年4月21日、江戸城本丸大廊下(通称:松の廊下)にて勅使接待役だった... (続きをみる)
とおやまきんしろう
遠山景元(とおやまかげもと)。江戸時代後期の旗本で、北町奉行・南町奉行を務めた。時代劇ドラマ『遠山の金さん』のモデルとして有名。幼名は通之進、通称は金四郎。若い頃は放蕩生活を送っていた。江戸城西の丸小納戸勤務からはじまり、小普請奉行、作事奉行、勘定奉行を経て北町奉行に就任した。時の老中・水野忠邦による「天保の改革」に対しては、町人を苦しめる極端な法令には反対し、水野や目付の鳥居耀蔵と対立したという。ぜいたくを取り締まる水野忠邦は芝居小屋を廃止しようとしたが、その際に景元がこれに反対、芝居小屋の浅草猿若町への移転だけに留め芝居関係者と江戸っ子たちから大いに感謝された。水野・鳥居と対立を深め... (続きをみる)
ほしなまさゆき
江戸時代前期の大名で会津松平家初代。徳川家康の孫にあたり、父は2代将軍・秀忠。3代将軍・家光は異母弟にあたる。幼名は幸松、通称は会津中将、神号は「土津霊神」。「江戸初期の三名君」のひとり(ほか2人は水戸藩主・徳川光圀、岡山藩主・池田光政)。2代将軍・秀忠と秀忠の乳母の娘・静の子として誕生するが、静は正室でも側室でもなかったこともあり、正之は武田信玄の次女・見性院に預けられ養育された。その後、旧武田家臣の信濃高遠藩主・保科正光の養子となり、正光の死後、高遠藩の藩主となった。3代将軍・家光は異母弟である正光の存在を知り対面すると、真面目な性格で有能な正之を気に入り、山形藩20万石を、次いで会... (続きをみる)
おぎゅうそらい
江戸時代中期の儒学者、思想家、学者。本姓は物部氏、名は双松(なべまつ)、字は茂卿(しげのり)、通称は総右衛門、一般に知られる「徂徠」は号である。5代将軍・徳川綱吉の侍医・荻生方庵(景明)の子として江戸で誕生。幼少より学問に秀で、儒者の林春斎や林鳳岡に学んだ。14歳の時、父が将軍・綱吉の怒りを買い蟄居、一家で江戸から上総国長柄郡に移住し、徂徠はこの地で独学により学問に励んだ。のち、父の赦免にともない江戸へ戻り、5代将軍・綱吉の側用人である柳沢吉保に仕えた。吉保失脚後は日本橋茅場町に居住し、私塾「蘐園塾(けんえんじゅく)」を開き、多くの人材を育てた。8代将軍・徳川吉宗の政治的助言者としても活... (続きをみる)
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まつだいらかたのぶ
江戸時代中期から後期の大名、陸奥国会津藩の5代藩主。保科正之からはじまる会津松平家の5代目にあたる。幼名は亀之助、初名は容綏、のち容清。官位は従四位下、侍従兼肥後守、正四位下、左近衛権中将。4代藩主・松平容貞の子として生まれ、55年という長きにわたり藩主を務めた。藩主就任時、会津藩は藩財政が窮乏し年貢増徴による財政再建を行おうとしてが農民の反対を受け失敗、さらに天明の大飢饉により大被害を受け藩内は混乱していた。そこで容頌は、家老・田中玄宰(はるなか)の大改革「天明の大改革」建議書を受け改革に乗り出した。玄宰のもと、徹底した倹約、農村復興、養蚕業の奨励、殖産興業の振興、蝋や漆の専売制の強化... (続きをみる)
くりやまだいぜん
江戸時代初期の武士、福岡藩黒田家の重臣。「大膳」は通称で、名は利章(としあきら)。江戸時代における「三大御家騒動」のひとつ「黒田騒動」の中心人物。大膳の父は、名軍師として名高い黒田官兵衛(如水、孝高)とその子で福岡藩初代藩主・黒田長政の2代にわたって仕えた黒田家の家臣で、大膳もまた長政とその子で2代藩主・忠之(ただゆき)の2代にわたって仕えた重臣で、先代・長政からの信頼もあつかった。しかし、2代藩主・忠之はわがままで派手好き、幕府の許可なく豪華絢爛な船「鳳凰丸」を建造したり新規に足軽200人を召抱えたりと勝手なふるまいが目立ち、大膳はたびたび忠之に諫言した。だが、忠之は聞く耳を持たず両者... (続きをみる)
むらまつきへえ
江戸時代前期の武士、赤穂浪士四十七士のひとり。喜兵衛は通称で、名は秀直(ひでなお)。もと浪人の町人の子として江戸で生まれ、のち赤穂藩士の和算学者・村松茂清の婿養子となった。赤穂藩では江戸詰めの藩士だったので、主君・浅野内匠頭長矩が刃傷事件を起こした時も江戸にいたが、凶報を聞くや赤穂へ向かうことを決意。この時、ともに江戸にいた長男・三太夫に家族を託すが、三太夫は父を追いかけ赤穂行きを志願。しかし、三太夫はまだ部屋住みの身であること、家族のことを頼みたいという理由から喜兵衛は反対するが、三太夫の決意は固く、結局、一緒に赤穂へ戻り義盟に加わった。その後、江戸へ戻ると「隆円」という変名で医者(按... (続きをみる)
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みずのけんもつ
江戸時代前期から中期の大名、三河国岡崎藩の4代藩主。幕府老中も務めた。官位から「水野監物」の通称で知られるが、名は忠之(ただゆき)。岡崎藩2代藩主・水野忠春の四男として生まれ、親族で旗本の水野忠近の養子となり家督を継いだ。その後、兄で岡崎藩3代藩主・水野忠盈(ただみつ)の養子となると、兄没後、家督を相続し4代藩主となった。赤穂藩主・浅野内匠頭長矩が江戸城大廊下にて吉良上野介義央に刃傷に及んだ時、水野は赤穂藩の鉄砲洲屋敷に赴き騒動の取り静めにあたった。さらに1703年1月30日(元禄15年12月14日)、赤穂浪士四十七士が吉良邸に討ち入りし本懐をとげたあと、幕府に命じられ9人の義士を三田中... (続きをみる)
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