該当する江戸時代の人物・偉人
亡くなった年齢でまとめることで意外な発見があります。
きょくていばきん
大長編スペクタクル『南総里見八犬伝』の作者として知られる江戸時代後期に活躍した読本作者。本名は瀧澤興邦。幼名は春蔵のち倉蔵、通称は左七郎、瑣吉。著作堂主人のほか、笠翁(りつおう)、篁民(こうみん)、蓑笠漁隠(さりつぎょいん)、飯台陳人(はんだいちんじん)など、多くの別号を持った。なお、「滝沢馬琴」の名でも知られるが本人がこの筆名を使用したことは確認されていない。江戸は深川の旗本用人の五男として誕生。幼い頃から文学に興味を持ち、長じてから俳諧のほか医術や儒学も学んだ。武家の渡り奉公を転転としながらしばらく放浪生活を送ったが、戯作者・山東京伝と親交を結びながら戯作者として出発、『椿説弓張月』... (続きをみる)
かわむらずいけん
江戸時代初期の政商。幼名は七兵衛、通称は平太夫。生年は諸説ある。伊勢度会郡東宮村の貧農の家に生まれ、13歳の時に江戸へ出たという。材木屋となり明暦の大火(1657)では建築ラッシュの波に乗り、莫大な利益を得、その後、数々の幕府による公共事業に携わった。瑞賢の功績で名高いものといえば、航路の開拓である。1671年、瑞賢は幕命により年貢米を安全に輸送するための新たな航路となる、外海江戸廻りの「東廻り航路」を、翌年には日本海沿岸から瀬戸内海を廻り伊豆を経由して江戸へ至る「西廻り航路」を開拓、これにより海運は大きく発達した。また、淀川河口の治水工事や安治川の開削をはじめ治水での功績も多大。そのほ... (続きをみる)
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ふるかわこしょうけん
江戸時代中期から後期の地理学者、紀行家。本姓は橘、名は正辰、字は子曜、通称は平治兵衛、別号に竹亭、黄薇主人。備中国下道郡新本村(現・岡山県総社市新本)にて生まれ、幼くして母と死別した。若い頃については不明だが、かなり荒れた生活をしていたといわれる。50歳を過ぎてから各地を巡り、「百聞は一見におよばず」をモットーに旅先で自ら実見・体感したことを重視し実証的な見地から数々の紀行文を著した。随所に細かく描き込まれた地図やスケッチが掲載された古松軒の紀行文は、それまでの文学的紀行文と一線を画すもので、実証的地理学の本となっているのが特徴。特に、山陽路から九州を周回した『西遊雑記』と、奥羽から蝦夷... (続きをみる)
まつらせいざん
江戸時代中期から後期の大名、肥前国平戸藩の9代藩主。幼名は英三郎、名は清。一般に号の「静山」の呼び名で知られる。隠居後に20年かけて綴り続けた随筆集『甲子夜話(かっしやわ)』の著者として名高い。松浦氏は嵯峨源氏の末流にして鎌倉時代から平戸に土着していた半海賊集団「松浦党」の末裔で、静山も松浦党の誇りを持ち文武両道に優れた若者だったという。16歳の時に平戸藩9代藩主となると、財政が逼迫していた平戸藩の藩政改革に着手、経費削減や行政組織改革、有能な人材の登用、藩校「維新館」を設立しての人材育成などを実行し藩政の改革に大いに実をあげた。幕政への参画の野望を持ったが果たせず、47歳で隠居、江戸は... (続きをみる)
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のろかいせき
江戸時代後期の文人画家。祇園南海、桑山玉洲とともに「紀州三大南画家」といわれる。名は休逸のち隆または隆年、字は松齢、通称は弥助のち九一郎、喜左衛門。号はほかに班石、十友窩(じゅうゆうか)、澄湖(ちょうこ)、混斎、台嶽樵者(だいがくしょうしゃ)、第五隆、晩年になって矮梅居(わいばいきょ)、四碧斎、四碧道人、悠然野逸(ゆうぜんやいつ)。和歌山城下の湊紺屋町で町医を営む野呂高紹の子として生まれ、10歳の頃から儒学を学んだ。14歳で京に上ると黄檗宗の僧・鶴亭から長崎派の画法を、その後、池大雅に南画の画法を学んだ。毎日、山水画十景を描くことを日課とし、大坂の木村蒹葭堂や紀州の桑山玉洲らと交流を持ち... (続きをみる)
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いとういへえ(さんだいめ)
江戸時代中期の園芸家。名は政武(まさたけ)。伊藤家は伊勢国津藩の藤堂家出入りの農民で代々植木の世話をし、「伊藤伊兵衛」を名乗った。政武の父・三之丞が染井(現・東京都豊島区)で植木屋を営むようになり、霧島ツツジを江戸に持ち込み広めたことで「伊藤伊兵衛」の名は知られるようになり、屋号を「江戸染井・きり島屋伊兵衛」とした。政武は父が著した日本初の園芸百科『花壇地錦抄』をさらに増補し『増補地錦抄』を著したほか、楓の新種開発、普及に特に力を注いだ。その名は時の将軍・徳川吉宗も知るほどとなり、「きり島屋伊兵衛」に自ら足を運びツツジや藤などを買い求めたという。また、舶来の楓について聞くため政武を城に呼... (続きをみる)
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