該当する江戸時代の人物・偉人
亡くなった年齢でまとめることで意外な発見があります。
おおおかえちぜん
大岡忠相(おおおかただすけ)。江戸時代中期の幕臣、大名。時代劇などフィクションにおいて名奉行「大岡越前」として知られる。通称は求馬、のち市十郎、忠右衛門。官位は越前守。西大平藩の初代藩主でもある。8代将軍・徳川吉宗が「享保の改革」に着手すると、忠相は江戸町奉行(南町奉行)として江戸の都市政策や司法改革に携わり、町火消47組の創設をはじめとする江戸の防火体制の強化、小石川養生所の開設、江戸近郊の脳性改革などに尽力した。その後、寺社奉行、奏者番を務めた。晩年、三河国西大平1万石を拝領し大名となったが、町奉行から大名となったのは江戸時代において忠相ただひとり。8代・吉宗の死から約半年後、忠相も... (続きをみる)
しぶかわはるみ
江戸時代前期の天文学者、神道家、囲碁棋士。幼名は六蔵、通称は助左衛門、号は新蘆。一般に知られる「春海」は字である。姓は安井、保井、渋川と改姓した。日本独自の初めての暦(貞享暦)を作ったことで知られる。江戸幕府の碁方を務める安井家の安井算哲の長男として京の四条にて生まれる。父の死をうけ13歳にして二世安井算哲となり、長じて幕府碁方を務め本因坊道策らと名勝負を繰り広げた。若い頃から天文学や数学に興味を持ち、数学・暦法を池田昌意に、天文暦学を岡野井玄貞や松田順承に師事し学んだ。また垂加神道を山崎闇斎に、土御門神道を土御門泰福に学んだ。当時、日本では中国の暦を用いていたがかなり誤差が生じていたこ... (続きをみる)
うえだあきなり
江戸時代後期の浮世草子・読本作者、歌人、茶人、国学者、俳人。怪異小説『雨月物語』の作者として名高い。幼名は仙次郎、通称は東作、別号に鶉居、漁焉(ぎょえん)、無腸など。大坂曽根崎にて私生児として生まれ(父は不明)、4歳の時、紙油商人の上田茂助の養子となった。青年時代、放蕩のかたわら俳諧をたしなむようになる。その後、俳諧、和歌、国学を学び、1766年(明和3)に浮世草子『諸道聴耳世間猿』を、翌年には浮世草子『世間妾形気』を、さらにその翌年には「怪談」スタイルで異界を描きつつ人間の本性を鋭く描写した読本『雨月物語』を刊行した。この時期、国学者・加藤宇万伎に師事し国学を学んだ。また、同じ頃、養父... (続きをみる)
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すがえますみ
江戸時代後期の旅行者、博物学者、随筆家。本名は白井秀雄、幼名は英二、知之。白超とも。三河国渥美郡牟呂村(現・愛知県豊橋市牟呂公文町)にて生まれたといわれる。若い頃の真澄については資料に乏しく詳細は不明。国学や本草学の知識に富み、和歌や絵画にも優れていた。30歳の頃から旅に出て、信濃、越後、奥羽、蝦夷地(現・北海道)へと長い旅を続けた。真澄は旅のなかでその土地土地の風習、風土などを自画のスケッチとともに詳細に記録、その著述は200冊ほどあり「菅江真澄遊覧記」と総称され、当時の民衆の生活を知る貴重な資料となっている。アイヌ人の生活について記録し紹介したのも真澄が初めて。人生のほとんどを漂泊の... (続きをみる)
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うらがみぎょくどう
江戸時代中期から後期の文人画家。名は孝弼(たかすけ)、字は君輔(きんすけ)、通称は兵右衛門。播磨・備前の戦国大名だった浦上氏の末裔で、鴨方藩の藩邸で生まれた。若い頃から学問や詩、琴に親しみ、50歳の時、上級藩士の地位を捨て2人の子どもだけを連れて脱藩した。以後、七弦琴をたずさえ諸国を放浪、晩年、京に居を構え画家として製作活動に没頭、自由奔放で深い自然観をたたえた独自の山水画の世界を確立させた。代表作で国宝にもなっている「凍雲篩雪(とううんしせつ)図」は作家・川端康成の愛蔵品としても有名。墓所は京都市中京区にある本能寺。 (続きをみる)
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ぎおんなんかい
江戸時代中期の文人画家、儒学者、漢詩人。桑山玉洲、野呂介石とともに「紀州三大南画家」といわれる。また、服部南郭、柳沢淇園、彭城百川とともに「日本文人画の祖」とされる。本姓は源、名は与一郎、正卿、瑜、字は白玉、通称は余一。号はほかに蓬莢、鉄冠道人、箕踞人、湘雲、信天翁、観雷亭など。紀州藩医・祇園順庵の子として江戸で生まれ、儒学者・木下順庵に入門し儒学を学んだ。若い頃から詩の才能を発揮し、同門の新井白石もその詩を絶賛したという。父の死をうけ、紀州藩に藩儒として仕えるが、不行跡から知行は召し上げ、城下追放となった。その後、徳川吉宗が紀州藩の新藩主となると許され、朝鮮通信使の接待役や紀州藩の藩校... (続きをみる)
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りょうざん
江戸時代後期の僧、妙楽寺13代住持。尾張国犬山藩の藩士・石田徳右衛門の子として尾張国丹羽郡(現・愛知県犬山市)にて生まれる。幼くして出家し、35歳で知多の妙楽寺の住職となった。1809年5月1日(文化6年3月17日)、弘法大師が夢枕に立ち「2人の行者を遣わすのでこの地に霊場を開き人々を救いなさい」とのお告げがあった。これを受け、亮山は知多に霊場を開くことを決意し、四国88ヵ所霊場巡拝を3度行った。亮山は岡戸半蔵、武田安兵衛の協力を得て、1824年(文政8)、発願から15年にしてついに知多四国八十八ヶ所霊場を開いた。晩年は福生寺に退隠、同寺で没した。墓所は妙楽寺。 (続きをみる)
よしだみつよし
江戸時代前期の和算家。幼名は与七(よしち)、通称は七兵衛、号は久庵。京を代表する豪商・角倉(すみのくら)の一族として京の嵯峨に生まれる。朱印船貿易や土木事業で知られる角倉了以は外祖父にあたる。初の和算家で「割り算の天才」を自称した毛利重能(しげよし)師事し、のち了以の子・角倉素庵のもとで中国渡来の数学書『算法統宗』を研究し習得した。それをもとに1628年(寛永5)、初等数学入門書『塵却記(じんこうき)』を出版した。同書は、イラストを多用し基礎から応用まで実生活に密着した数学を解説したもので、武士から庶民まで幅広い層に好評を博し300年にわたり愛読される超ロングセラーとなった。晩年は眼病を... (続きをみる)
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やぎゅうむねのり
江戸時代初期の剣術家、大名。大和柳生藩の初代藩主で、徳川将軍家の兵法指南役を務めた。初名は新左衛門、通称は又右衛門のち但馬守。新陰流の剣士・柳生宗厳(石舟斎)の子として大和国柳生庄(現・奈良県柳生町)にて生まれ、幼い頃より父から兵法を学んだ。24歳の時、徳川家康に招かれた父・宗厳が京郊外の陣屋にて新陰流の奥義「無刀取り」を披露した際、父とともに家康に謁見し、父の推挙を受け家康に仕えることになった。1600年(慶長5)の関ヶ原の戦いにおいては大和地方の豪族工作にあたり、石田三成方を後方からけん制するなど武功をあげた。こうした功により翌1601年には次期将軍となる徳川秀忠の剣術指南役に任命さ... (続きをみる)
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さなだゆきひろ
江戸時代中期から後期の大名、信濃国松代藩の6代藩主。「松代中興の名君」と称えられる。幼名は豊松、別名は幸豊、官位は従四位下、右京大夫、伊豆守、弾正大弼。5代藩主・信安の子として生まれ、父の死後、13歳の若さで藩主となった。当時の松代藩は藩主の生活費にも困るほどに財政破綻しており、藩政は混乱していた。そこで幸弘は恩田民親(木工、杢とも)を抜擢し藩政改革に着手。改革の内容を藩士だけでなく、領民にまで説明し総意を得ると、徹底した倹約、支出の削減などを推進し窮状からの脱却に成功した。恩田杢の死後は幸弘が藩政を主導し、藩校「文学館」を設立して教育の普及を図るなど文化政策を行った。江戸の南部坂にある... (続きをみる)
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