該当する江戸時代の人物・偉人
亡くなった年齢でまとめることで意外な発見があります。
あおきこんよう
江戸時代中期の蘭学者、儒学者。「昆陽」は号で名は敦書、字は厚甫、通称は文蔵。さつまいもの栽培を普及させたことで知られ、「甘藷先生」と呼ばれた。江戸日本橋にある魚屋の息子として生まれ、京の儒学者・伊藤東涯に入門し儒学を学んだ。その後、8代将軍・吉宗に命じられ、救荒作物として甘藷(さつまいも)の栽培を小石川薬園や下総国千葉郡(現在の幕張)などで行う。これにより、さつまいもの栽培が関東地方で普及し、天明の大飢饉(1782)では多くの人命を救った。1769年、インフルエンザにより他界。墓所は東京都目黒にある瀧泉寺(目黒不動)。さつまいも栽培が行われた千葉の幕張には昆陽神社があり、昆陽は「芋神さま... (続きをみる)
しばこうかん
江戸時代後期の絵師、蘭学者。本名は安藤峻、俗称は勝三郎のち孫太夫、字は君嶽、君岡、号は春波楼、桃言、無言道人、西洋道人など多数。「鈴木春重」の名で浮世絵師としても活躍した。日本最初の銅版画(エッチング)家として知られ、日本における洋画の開拓者のひとりに数えられる。幼い頃から絵に興味を持ち、はじめ狩野派に学び、その後、当代切っての人気絵師・鈴木春信に師事し浮世絵師となった。やがて親交のあった平賀源内を通じ、西洋画に傾倒、蘭画家・小野直武に洋風画を学んだ。その後も長崎などで洋画を研究し、やがてエゴマ油に顔料を混ぜ合わせた独自の絵の具を開発、「江之島富士遠望図」「異国風景人物図」「相州鎌倉七里... (続きをみる)
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きたむらゆうあん
江戸時代前期の茶人、美食家。諱は政従(まさより)、通称は佐太夫、別号に「祐庵」「道遂」。近江国滋賀郡本堅田村(現・滋賀県大津市)の豪農・北村家にて生まれる。茶道を千利休直系の弟子・藤村庸軒に習ったほか、作庭や陶芸、骨董などにも独特の感性を発揮した。幽庵が師・庸軒と合作した「居初氏庭園」(通称「天然図画亭」)は、国の名勝に指定されている。諸芸に優れた幽庵だが、特に味覚に関しては常人離れした感覚を持っていたといわれ、食物や水だけでなく木石でさえもひとなめすればその産地を言い当てたという。また、懐石料理のひとつである「幽庵(安)焼き」や食用菊の一種・幽案菊は幽庵の創作といわれる。 (続きをみる)
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よしますとうどう
江戸時代中期の名医。江戸時代に起こった漢方医術の一派「古方派(こほうは)」を代表する医師で、「日本近代医学中興の祖」と呼ばれる。名は為則、通称は周助、号ははじめ東庵のち東洞。安芸国山口町(現・広島県広島市)の医師の家に生まれ医学を学ぶが、当時の漢方医学に疑問を抱き、30歳の頃、「万病一毒説」を唱えた。これはすべての病気がひとつの「毒」に由来するものと考え、これを取り除くにはより強力な毒薬、つまり薬をもって攻撃して駆逐すべし、というもので、近代的な西洋医学の礎ともいえる考え方だった。また、診療(腹診)の重要性も説いた。37歳の時、京に上り開業したが日の目をみず窮乏し、木偶(でく)づくりで生... (続きをみる)
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やぎゅうとしとし/としよし
江戸時代初期の剣術家、尾張藩の武士で尾張柳生家の祖。通称は兵助、兵庫助、茂佐衛門、初名は長厳、号は如雲斎、四友居士など。また、伊予守を自称した。祖父は新陰流継承者・柳生宗厳(石舟斎)、父は宗厳の長男・厳勝。大和国柳生庄(現・奈良県奈良市柳生町)に生まれ、幼い頃から祖父・宗厳に新陰流の手ほどきを受けた。24歳の時、熊本藩主・加藤清正に請われて仕官、しかし1年足らずで同僚とトラブルを起こし浪人となる。尾張徳川家に仕官するまでの間は、諸国遍歴の武者修行をし、兵法家・阿多棒庵から新当流槍術、長刀術の皆伝を授かったと伝わる。1615年(元和元年)、尾張藩主・徳川義直の兵法指南役となり、武芸にも秀で... (続きをみる)
ほそかわつなとし
江戸時代前期の大名、肥後国熊本藩の3代藩主。通称は六丸。「赤穂事件」において吉良上野介義央を討ち取った赤穂浪士四十七士のうち、リーダーの大石内蔵助をはじめ17人の義士のお預かりを担当したことで知られる。綱利は父の死後、6歳の幼さながら異例を認められ熊本藩3代藩主となった。1703年1月30日(元禄15年12月14日)、吉良邸に討ち入りし本懐をとげた赤穂浪士たちは幕府大目付・仙石伯耆守に自主、幕府の協議の結果、細川家、水野家、松平家、毛利家にそれぞれお預けとなった。大石内蔵助をはじめ17人の義士のお預かりを命じられた綱利は、細川家下屋敷まで義士たちを丁重に連れてくることを命じると、自身は到... (続きをみる)
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いたくらしげむね
江戸時代前期の大名、下総国関宿藩の初代藩主。父・板倉勝重とともに名京都所司代として知られる。初名は重統、通称は十三郎。官位は従五位下周防守、従四位下、侍従、右少将。初代京都所司代を務めた板倉勝重の長男として駿府に生まれ、のちの2代将軍・徳川秀忠に近侍し、15歳の時に参加した関が原の戦いにおいても秀忠に従った。のち、父・勝重が隠居すると京都所司代の職を引き継ぎ、35年の長きにわたり京の治安維持と支配に努めた。勝重・重宗父子は名所司代として名高く、2代にわたる施政や名裁きは『板倉政要』『板倉政要続篇』としてまとめられ、名奉行の代名詞となった。所司代を退いてからは徳川家の宿老として幕政にも参与... (続きをみる)
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