該当する江戸時代の人物・偉人
亡くなった年齢でまとめることで意外な発見があります。
こばやしいっさ
江戸時代後期に活躍した俳諧師で、生涯に2万句を超える俳句を残した。本名は小林弥太郎。別号は、圯橋・菊明・亜堂・雲外・一茶坊・二六庵・俳諧寺など。信濃は北国街道の柏原宿にある農家の長男として生まれる。3歳の時に実母が他界、8歳で継母を迎えるが馴染めず、14歳で江戸に奉公へ出た。25歳から俳諧の道を歩み出し、近畿・四国・九州を歴遊しながら俳諧の修行に励んだ。父の死後、遺産相続を巡り継母と12年間争う。この継母との軋轢は一茶の句風に大きな影響を与えた。一茶の句風について歌人・正岡子規は「滑稽、諷刺、慈愛の三点」とその特色を評している。代表的な句に「雪とけて村いっぱいの子どもかな」「めでたさも中... (続きをみる)
- 小林一茶の名言
- 『我ときて遊べや親のない雀』
まみやりんぞう
江戸時代後期に活躍した探険家、幕府の隠密。蝦夷地方を探検し、樺太(サハリン)が島であることを確認した。名は倫宗(ともむね)。常陸国筑波郡上平柳村の農家の子として生まれる。幕府による利根川東遷事業に参加した際、地理や算術の才能を幕臣に見込まれ、のちに幕府の下役人となった。その後、測量家・伊能忠敬に測量技術を学び、1803年、西蝦夷地を測量した。1808年、幕命により樺太を探索、2回の探索により樺太が半島ではなく島であることを確認した。さらに、清国の役所があるという「デレン」という町の存在とロシア帝国の動向を確認するためアムール川下流を調査、その記録を『東韃地方紀行』としてまとめた。1828... (続きをみる)
かすがのつぼね
江戸時代前期の女性で、3代将軍・家光の乳母。本名は斎藤福。よく知られる「春日局」とは朝廷から賜った称号。父は明智光秀の重臣・斎藤利三、母は稲葉良通(一鉄)の娘。山崎の戦いのあと父・利三が処刑されると母方の一族である稲葉重通の養女となり、重通の養子・正成の妻となったがのちに離婚し大奥へ出仕した。1604年、家光が誕生すると家光の乳母に任命された。家光が3代将軍となると春日局は大奥を取り仕切るようになり、やがて家光の権威を背景に大奥だけでなく幕政にも影響力を持つ権力を握った。没後、春日局が江戸の湯島に建立した天沢寺(現・麟祥院)に葬られた。辞世の句は「西に入る 月を誘い 法をへて 今日ぞ火宅... (続きをみる)
- 春日局の名言
- 『西に入る 月を誘い 法をへて 今日ぞ火宅を 逃れけるかな』
Image
ましやませっさい
江戸時代中期から後期の大名、伊勢国長島藩の5代藩主。「雪斎」は号で、多くの書画を残した文化大名として名高い。名は正賢(まさかた)、字は君選、号はほかに巣丘山人など。長島藩4代藩主・増山正贇(まさよし)の長男として江戸の藩邸にて生まれる。父の死後、5代藩主となり伊勢長島2万石を相続した。その後、大坂御城御加番などを歴任。政治面での手腕は凡庸だったようだが、文化面においては一流の腕前を持ち、山水画や花鳥画など多くの書画を残し、囲碁や煎茶にも精通していた。また、江戸の文人・大田南畝や大坂の博物家・木村蒹葭堂(けんかどう)など多くの文人と交流を持ち、その庇護者となった。48歳で隠居すると江戸の巣... (続きをみる)
ほそかわしげかた
江戸時代中期の大名、肥後国熊本藩6代藩主。藩政改革(宝暦改革)を断行し「肥後の鳳凰」と賞賛された名君として名高い(同じく江戸中期に藩政改革を成功させ名君と呼ばれた人物に上杉鷹山がいる)。また、蘭学に傾倒し薩摩の島津重豪、久保田の佐竹義敦らとともに「蘭癖大名」と呼ばれた。幼名は六之助、初名は長岡紀雄、号は銀台。熊本藩4代藩主・細川宣紀(のぶのり)の子として江戸藩邸にて生まれる。兄3人が早世し、5代藩主となった兄・宗孝にも子がなかったので兄の養子となり、その没後に重賢が6代藩主となった。当時の熊本藩は参勤交代の費用にも窮乏するほどの財政難にあり、重賢も部屋住み時代には質屋に通ったという逸話も... (続きをみる)
Image
うだがわげんしん
江戸時代後期の蘭方医、蘭学者。本姓は安岡、名は璘、号は榛斎(しんさい)、玄真は字。江戸時代を代表する蘭学者・大槻玄沢の弟子で、橋本宗吉、稲村三伯、山村才助とともに「芝蘭堂の四天王」と呼ばれた。若くして『解体新書』の翻訳で名高い杉田玄白の私塾「天真楼」に学び、さらに玄白の弟子でもある大槻玄沢の私塾「芝蘭堂」で学び第一の弟子となった。一時、杉田玄白の婿養子となったが仔細あり離縁となった。芝蘭堂の同門で津山藩医の宇田川玄随の没後、望まれて養嗣子となり宇多川家を継いだ。幕府からの要請により蘭書翻訳員として招聘され、フランス人のノエル・ショメールの百科事典翻訳に従事した。また、同門の稲村三伯らに協... (続きをみる)
Image
こんちいんすうでん
安土桃山時代から江戸時代前期にかけての臨済宗の僧。字は以心、崇伝は法名。俗姓は一色。一般に知られる「金地院」は居住していた南禅寺金地院に由来する。初代将軍・徳川家康の右腕として外交や寺社統制に辣腕をふるい「黒衣の宰相」の異名をとった。室町幕府の幕臣で将軍側近・一色秀勝の子として京に生まれたが、室町幕府滅亡をうけ南禅寺にて出家した。諸寺を暦住し修行に励み、37歳の時に臨済宗の最高位・南禅寺270世住職となった。その後、駿府の大御所・徳川家康に招かれ幕政に参画、外国との交易や外交文書の起草などを一手に引き受けた。また、宗教関係の諸事も担当し全国の寺社を統括する大役を担った。「バテレン追放令」... (続きをみる)
江戸ガイドとは
江戸をもっと身近に感じられるように。画像とか名言、子孫をいろいろ紹介。江戸をもっと深く知る
- 人物の子孫
- 現代に続いているあの人物達の血縁
- 話題・タグ
- 話題ごとに江戸の人物や名言をまとめて見る
- 出身国
- 出身別にみるとわかる江戸の有名人達の共通点
- 今日は何の日?
- 生まれた・亡くなった人物/偉人を日付別にみる
- 亡くなった年齢
- 亡くなった年齢ごとに人物/偉人を見る
- エピソード
- 教科書には載ってなかった偉人の意外な一面
- 博物館・史跡・銅像
- 有名な事件・出来事が起こった場所
- 大河ドラマ・映画・ドラマ
- 江戸をテーマにした映像作品
- 江戸作品 出演俳優
- イメージ通りの人物を演じた俳優たち
- アニメ・ゲーム
- アニメ・ゲームで見つかる江戸の新たな魅力
- 江戸作品 出演声優
- 人物の新たな魅力を演じる声優たち
江戸ガイドブログ最新記事
- 3月16日:
- 江戸時代の有名絵師による厄除け絵がパワフルでユーモア【ご利益ありそう】
- 3月15日:
- 【画像あり】江戸時代に大流行した感染症。人々は疱瘡やコレラにどう立ち向かった?
- 12月28日:
- 江戸時代の人気記事 2019年ランキング!春画や遊女の人気高し!
- 12月16日:
- 【画像あり】傑作しかない。大浮世絵展を観てきました!【大混雑】
- 10月14日:
- 奇想の絵師・歌川国芳と娘たちの浮世絵展覧会に行ってきた!
- 10月12日:
- 江戸時代に大被害をもたらした超大型台風『安政の台風』とは?
- 10月12日:
- 幕末江戸を襲った台風 今日の一枚 #61
- 10月6日:
- 話題の実写映画『春画と日本人』を観てきました
- 8月21日:
- 文明開化の水しぶき 今日の一枚 #60
- 8月20日:
- ネコ、ネコ、ネコ! ネコだらけ! 今日の一枚 #59
- 8月19日:
- ゆるキャラになった芭蕉十哲 今日の一枚 #58
- 8月17日:
- 花に囲まれて 今日の一枚 #57
- 8月16日:
- リスのつぶらな瞳が超キュート 今日の一枚 #56
- 8月15日:
- ちょいと大根おろししておくれ 今日の一枚 #55
- 8月14日:
- もう一枚の北斎美人画 今日の一枚 #54
他の時代を知る
- 戦国ガイド
- 戦国時代の武将/大名・名言・画像・子孫を網羅した総合サイト
- 幕末ガイド
- 幕末志士の写真・子孫・名言を徹底紹介した幕末総合サイト
- 明治ガイド
- 明治時代の人物・名言・画像を網羅した総合サイト
- 大正ガイド
- 大正時代の人物・名言・子孫を網羅した総合サイト
- 昭和ガイド
- 昭和の人物・名言・名作を網羅した総合サイト
- 平成ガイド
- 平成の人物・名言・名作を網羅した総合サイト