該当する江戸時代の人物・偉人
亡くなった年齢でまとめることで意外な発見があります。
とくがわつなよし
江戸幕府の5代将軍でもと上野国館林藩主。幼名は徳松。別名は松平綱吉。通称は館林参議、館林宰相。3代将軍・徳川家光の四男として(母は側室・お玉)江戸城にて生まれる。館林25万石の藩主となったが、基本的には江戸在住で館林に寄ったことは1度のみといわれる。兄で4代将軍の家綱に世継ぎが誕生しなかったため、家綱の養子となり、家綱の死後、5代将軍に就任した。儒学に造詣の深かった綱吉は、徳を重んじる「文治政治」を推進、学問の中心地として湯島聖堂の建立などを行った。治世前半は「天和の治」と称えられるほどの善政を敷いていたが、1684年に大老・堀田正俊が若年寄・稲葉正休に刺殺されるという事件が起きて以降、... (続きをみる)
まるやまおうきょ
江戸時代の中期から後期にかけて活躍した絵師で、「円山派」の祖。本姓は藤原、姓は円山、名は岩次郎、のちに主水。号は多数あり夏雲、雪汀、一嘯、仙嶺、僊斎、星聚館、鴨水漁史、攘雲、洛陽仙人など。農家の次男として生まれ、10代後半には京で画家・石田幽汀に師事した。三井寺円満院の祐常門主や豪商・三井家がパトロンとなり多数の傑作を生み出す。応挙の画風の特徴は、卓越したテクニックによる写生と明るく親しみやすい点にある。代表作に「雪松図屏風」「孔雀牡丹図」「群鶴図」「朝顔狗子図杉戸」「藤花図屏風」「写生図鑑」「大乗寺障壁画」「金刀比羅宮障壁が」などがある。多くの門人を育てたことでも知られ、「応門十哲」と... (続きをみる)
さかたとうじゅうろう(しょだい)
江戸時代前期の歌舞伎役者。「稀代の名人」などと呼ばれた元禄(1688~1704)を代表する名優で、上方歌舞伎の始祖のひとり。俳号は冬貞、車漣。定紋は丸に外丸。父は京の座元だった坂田市左衛門。1676年頃から記録に名が現れ、1678年に『夕霧名残の正月』で演じた伊左衛門は生涯の当たり役となった。その後、近松門左衛門とタッグを組み、『けいせい仏の原』『傾城壬生大念仏』『百夜小町』など多くの近松作品に出演、上方を代表する人気役者となった。藤十郎は「やつし芸(貴人が落ちぶれる役柄)」「濡れ事(男女のラブシーン)」を得意とし、それまでにない徹底した写実主義に裏付けられた演技により上方歌舞伎の頂点に... (続きをみる)
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くにともとうべえ
江戸時代後期の鉄砲鍛冶師。幼名は藤一、名は重恭、号は一貫斎、眠龍。日本初の実用空気銃や反射望遠鏡を製作した発明家としても知られる。近江国国友村(現・滋賀県長浜市国友町)の幕府御用鉄砲鍛冶師・国友家に生まれ、九代目藤兵衛となった。オランダ伝来の空気銃(風砲)からヒントを得て、強力で実用性のある空気銃「気砲」を製作、その構造や製作法について解説した『気砲記』も記した。また、反射望遠鏡を製作し太陽の黒点を観察したほか、月のスケッチなども残した。藤兵衛作の望遠鏡は現在、上田市立博物館と彦根城博物館にある。ほかにも、御懐中筆(万年筆)や鋼製弩弓、万年灯など数々の発明を行った。実現はしなかったものの... (続きをみる)
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こうふよう
江戸時代中期の儒学者、篆刻家、画家。日本における印章制度を確立した人物として知られ「印聖」と称される。苗字の「高」は出身地の甲斐国高梨郡にちなんで名乗ったもの(ただし高梨という郡名は存在しない)。本姓は大嶋、源、名は孟彪(もうひゅう)、字を孺皮(じゅひ)、通称は大嶋逸記(いつき)、近藤斎宮(いつき)、号はほかに三嶽道者、中嶽画史など。医師の子として生まれ一旦は医者の道に進むが、20歳の頃に京へ出て有職故実を学んだほか、独学で中国古典を読破したり漢学なども学んだ。また池大雅や売茶翁ら多くの文人墨客らと親交を結んだ。書画をよくし、煎茶にも造詣が深く、銭貨など器物の鑑賞にも詳しいという博学の人... (続きをみる)
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かいほせいりょう
江戸時代後期の経世家、儒学者、思想家。通称は儀平または弘助、字は萬和、号はほかに皐鶴(こうかく)。丹後国宮津藩青山家の家老・角田市左衛門の子として江戸で生まれた。父親も「青渓」の号を持つ経世家・儒学者で、青陵は幼い頃から父に儒学を学んだ。長男だったが家督を弟に譲ると旅に出、生涯のほとんどを諸国遊歴に費やした。青陵は諸国を巡りながら財政難に陥る藩の武士や商人に経世策を説いたり、各地の産業や経済を見聞し独自の思想を探求していった。晩年、京に居を構え私塾を開くかたわら、執筆活動に専念した。著書に『稽古談』『洪範談』『前識談』など。墓所は京都市左京区にある西雲院。青陵は従来の封建的道徳観念を否定... (続きをみる)
かきざきはきょう
江戸時代後期の画家、松前藩家老。通称は将監、字は世祜、画号はほかに東岱、杏雨、京雨、別号に梅香舎、梅痩舎、柳民舎、滄岡軒。松前藩12代藩主・松前資広の子として生まれるが、翌年に父が他界し兄が跡を継いだため、家老・蠣崎家の養子となった。幼い頃から絵に興味を持ち、8歳の時に馬術の練習を見て疾走する馬を描き周囲を驚嘆させたという逸話が残る。その才能を買った叔父により波響は江戸へ出ることとなり、絵の勉強に励んだ。波響くの代表作として知られるのが、クナシリ・メナシの戦いで松前藩に協力したアイヌの酋長を描いた「夷酋列像」で、同作は京でも評判となり光格天皇の天覧にも供され、波響の名は洛中でも有名になっ... (続きをみる)
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すずききいち
江戸時代後期の絵師、「江戸琳派」の創始者・酒井抱一の高弟で、事実上の後継者。本姓は山本、通称は為三郎、字は子淵、諱は元長、号はほかに薈々、菁々、必庵、錫雲、祝琳、為三堂、鶯巣、元阿など。江戸は中橋にて紺屋の子として生まれる。子どもの頃に酒井抱一に入門し、その才能が認められ内弟子となる。その後、酒井家の家臣となり抱一の付き人を勤め、兄弟子・鈴木蠣潭(れいたん)が急死すると、抱一の取り持ちで鈴木家の婿養子となり家督を継いだ。抱一の死後、其一は絵画修行の旅に出て、徐々に師の影響から脱し、紺屋生まれの其一ならではの色彩センスと独特な造詣感覚、大胆な構造、奇抜な発想は独自の世界を形成していった。そ... (続きをみる)
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やぎゅうむねふゆ
江戸代前期の武士、剣豪。大和国柳生藩の3代藩主で、4代将軍・家綱の剣術指南役。名は俊矩(としのり)、幼名は又十郎、通称は主膳、飛騨守、号は心計(しんけい)。父は3代将軍・家光に寵愛された柳生新陰流の柳生宗矩(但馬守)で、兄に隻眼の剣士・柳生十兵衛三厳がいる。幼い頃は病弱で剣術よりも文事を好んだという。宗冬は15歳で3代将軍・家光の小姓となり、父・宗矩と兄・三厳の死後、遺領を継いで大和国柳生藩の3代藩主となった。4代将軍・家綱の兵法師範となったほか、館林藩主・綱吉(のちの5代将軍)にも剣を教えるなど多くの門弟を抱えた。著書に『新陰流兵法口伝の目録』『宗冬兵法物語』『宗冬兵法聞書』。家督を譲... (続きをみる)
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しばたげき
江戸時代前期の武士、仙台藩の家老。江戸時代における「三大御家騒動」のひとつ「伊達騒動」の主要人物のひとり。「外記」は通称で、名は朝意(とももと)。旧姓は佐竹、幼名は輪丸、のち賀江忠次郎、柴田朝親と改名した。父は土佐の戦国大名・長宗我部氏の旧臣で、母は長宗我部元親の娘。大坂夏の陣で父は討ち死に、幼い外記は母や兄らと伊達勢に捕らえられ、のち外記は小姓として仙台藩に召抱えられ、4代藩主・綱村の時には家老にまで出世した。幼い藩主・綱村の後見役である伊達兵部(宗勝)や家老・原田甲斐らの専横を、伊達安芸(宗重)が幕府に訴え、幕府大老・酒井忠清の屋敷で関係者が集められた時に事件が起きた。原田甲斐が伊達... (続きをみる)
ませきゅうだゆう
江戸時代前期の武士、赤穂浪士四十七士のひとり。久大夫は通称で、名は正明(まさあき)。家紋は右三つ巴(巴とも)。姓名の読みは「まなせきゅうだゆう」であるという説もある。子の間瀬孫九郎、従兄の小野寺十内、甥の中村勘助も義士として討ち入りに参加した。赤穂藩浅野家の家臣の子として生まれ、家督を相続すると久大夫も赤穂藩士となり、赤穂藩大目付を務めた。主君・浅野内匠頭長矩が江戸城で刃傷事件を起こした時は赤穂におり、その後は大石内蔵助を補佐しよき相談相手となった。非常に厳格で実直な性格で老齢ながら忠義心あつく、一貫して吉良への討ち入りを主張し大石にもたびたび決起を迫った。討ち入りの際は表門隊に属し、本... (続きをみる)
- 間瀬久大夫の名言
- 『雪とけて 心にかなう あした哉』
ちさかひょうぶ
江戸時代前期の武士、米沢藩上杉家の江戸家老。兵部は通称で、名は高房(たかふさ)。「赤穂事件」を題材にした講談や歌舞伎など『忠臣蔵』の創作物では、赤穂浪士四十七士が吉良邸に討ちいる際に、実父・吉良上野介義央を助けるために出兵しようとする主君・上杉綱憲を制止する役として登場することが多い。また、非常な知恵者で赤穂浪士たちのリーダー大石内蔵助のライバル的存在として描かれることも多い。しかし、実際には赤穂藩主・浅野内匠頭長矩が江戸城で吉良上野介に対し刃傷におよんだ時にはすでに隠居して米沢におり、討ち入りが行われる2年前に死去している。なお、討ち入り当時の上杉家江戸家老は色部又四郎安長。墓所は山形... (続きをみる)
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