該当する江戸時代の人物・偉人
亡くなった年齢でまとめることで意外な発見があります。
ながさわろせつ
江戸時代中期に活躍した絵師。円山応挙の高弟。姓は長沢もしくは長澤、名は政勝、通称は主計、号はほかに「千絹」「千洲漁者」など。その生涯については資料が少なく、応挙の弟子になった時期についても諸説あるが、25歳頃には弟子入りしていたのではと考えられている。最期についても諸説あり不明であるが、毒殺とも自殺だったともいわれる。性格については自由奔放、快活という一方、傲慢な一面もあったという。作風は性格同様に自由奔放で奇抜、斬新なクローズアップと大胆な構図でユニークなもので、同時代に活躍した伊藤若冲、曾我蕭白とともに「奇想の画家」といわれる。代表作に「無量寺障壁画」(特に「虎図」は有名)、「群猿図... (続きをみる)
こいかわはるまち
江戸時代中期の戯作者、浮世絵師。本名は倉橋格(いたる)。幼名は亀之助、通称は隼人のち寿平、号はほかに寿山人、寿亭、春町坊。狂歌での名は「酒上不埒(さけのうえのふらち)」。「春町」のペンネームは藩邸があった江戸小石川春日町をもじったもの。 春町は武家の出身であり、父は紀州徳川家附家老・安藤帯刀の家臣である桑島勝義。春町は駿河国小島藩士となり藩主・松平昌信に仕え、右筆見習、小納戸格、刀番などを務めた。昌信から信義に藩主が変わるとさらに出世し、藩政の中枢に参与するまでに。その一方、浮世絵を鳥山石燕に学び、1775年(安永4)には自作自画の『金々先生栄花夢』を刊行、それまでにない当世風俗を描いた... (続きをみる)
たからいきかく
江戸時代前期の俳諧師。本名は竹下侃憲(ただのり)、別号に螺舎(らしゃ)、狂雲堂、晋子など。近江国膳所藩御殿医・竹下東順の長男として江戸にて生まれ、10代の時に父の紹介により松尾芭蕉の門弟となり、「蕉門十哲」のうち一番の高弟と呼ばれるまでになった。芭蕉没後は日本橋にて「江戸座」を開き、江戸俳諧を牽引した。その作風は師の芭蕉が枯淡な風情を特徴としていたのとは異なり、軽妙かつ滑稽、派手でわかりやすく、口語調の「洒落風」「江戸風」の俳諧を確立した。「十五より酒を飲み出て今日の月」という句があるように非常に酒好きだったという。其角の代表句に「鐘ひとつ売れぬ日はなし江戸の春」「越後屋にきぬさく音や衣... (続きをみる)
- 宝井其角の名言
- 『夕涼み よくぞ男に 生まれける』
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おんだたみちか
江戸時代中期の武士、信濃国松代藩家老。百官名にちなんだ「恩田木工(もく)」として知られる(杢とも表記)。幼名は佐吉。松代藩家老の恩田民清の子として松代(現・長野市松代町)にて生まれ、29歳で家老となった。若き6代藩主・真田幸弘から信頼される民親は、財政難と乱れきった藩内の風紀を改めるべく藩政改革を一任される。民親は幸弘に対し、「責任者となったからには改革に命を賭す。私の提示する政策に家臣一同、意義を唱えない旨を誓ってほしい」という条件を出し、藩内の意見をまとめたといわれる。民親の行った改革の特徴として特異なのは、藩士だけでなく農民や庶民らの意見・不満も聞き、身分を問わず藩内の人民すべての... (続きをみる)
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よしだちょうしゅく
江戸時代後期の蘭学者、蘭方医。名は成徳、字は直心、号はほかに齣谷、蘭馨。「長淑」の読みは「ちょうしゅく」のほかに「ちょうけい」「ながよし」とも。幕臣・馬場兵右衛門の子として江戸に生まれ、のち母方の親戚である吉田家の養子となった。医学を志し、蘭方医・桂川甫周や宇田川玄真の私塾「風雲堂」で医学、蘭学を学んだ。のち蘭方医学のうち内科の分野を極め、日本初の西洋内科専門医となり、日本における内科医学の発展に大きく貢献した。また、私塾「蘭馨堂」を開き後進の指導にも力を注ぎ、高野長英、渡辺崋山、小関三英など多くの逸材を輩出した。長淑の死後、かれら弟子たちにより結成された蘭学グループ「尚歯会」は幕府の弾... (続きをみる)
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えんどうひょうない
江戸時代中期の農民。百姓一揆「伝馬騒動」のリーダーで後世“義民”とされた。通称は関村兵内。武蔵国児玉郡関村(現・埼玉県児玉郡美里町)の農民の子として生まれ、学問を地元の住職に学び、村のリーダー的存在へと成長、名主となった。1764年(明和元)に「伝馬騒動」が勃発すると指導者となり、幕府に要求を飲ませた。しかし、一揆の首謀者として獄門にかけられ一揆勢20万人のうち唯ひとり死罪となった。兵内の首が3日間さらされたという志戸川の河原には慰霊碑が建つ。また、埼玉県児玉郡美里町にある児玉神社には供養塔がある。 (続きをみる)
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おおつきでんぞう
江戸時代中期の武士、加賀藩士。江戸時代における“三大御家騒動”のひとつ「加賀騒動」の中心人物(ほかは「伊達騒動」「黒田騒動」)。伝蔵は初名、諱は朝元(ちょうげん)。伝蔵は足軽の家に生まれるが寺小僧となり、世子・前田吉徳に御居間坊主(世話係)として仕える。吉徳が加賀藩6代藩主となると伝蔵は還俗し武士に戻り、以降、吉徳の側近として近侍する。当時、加賀藩は財政難に苦しんでいたが、吉徳は伝蔵を抜擢し財政改革を託す。伝蔵はこれに応え藩財政を好転させた。これにより伝蔵はますます寵愛を受けるようになり、目覚しい出世を果たしていく。しかし、足軽出身ながら権勢を強める伝蔵を保守派や門閥層は快く思わず、吉徳... (続きをみる)
きむらおかえもん
江戸時代前期の武士、赤穂浪士四十七士のひとり。岡右衛門は通称で、名は貞行(さだゆき)。家紋は丸に違い丁字。赤穂藩浅野家の譜代家臣の子として生まれ、馬廻り役と絵図奉行を兼任した。学問好きの人物で早くから陽明学を学んだという。慎重な性格から義盟に正式参加したのは赤穂城開城からおよそ1年後の円山会議の席上においてで、最後の参加者となった(一貫して討ち入りを主張したとの説も)。ひとたび討ち入りを決めたらその意志は固く、生前にお寺で戒名をつけてもらっている(英岳宗俊信士)。討ち入りの際は裏門隊に属し、この戒名を書いたものを左肩に縫い付けていたという。討ち入り後、伊予国松山藩の松平家屋敷にお預けとな... (続きをみる)
- 木村岡右衛門の名言
- 『思ひきや わが武士の道ならで かかる御法(みのり)の 縁にあうとは』
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はざましんろくろう
江戸時代前期の武士、赤穂浪士四十七士のひとり。新六郎は通称で、名は光風(みつかぜ)。父・間喜兵衛、兄・十次郎とともに家族3人で討ち入りに参加した。間喜兵衛の次男として生まれ、赤穂藩の舟奉行・里村家の養子となったが義父との折り合いが悪く出奔、主君・浅野内匠頭長矩が刃傷事件を起こした時は江戸で浪人をしていた。父と兄が義盟に加わっていることを知ると新六郎も参加を懇願したが浪人のため断られ、何度も参加を申し出た結果、ようやく認められた。討ち入りの際は裏門隊に属し、屋外にて奮戦。本懐をとげたあとは長門国長府藩の毛利家屋敷にてお預けとなり切腹した。当時、切腹は様式化しており実際に自分で腹を切ることは... (続きをみる)
- 間新六郎の名言
- 『思草 茂れる野辺の 旅枕 仮寝の夢は 結ばざりしを』
おおたかげんご
江戸時代前期の武士、赤穂浪士四十七士のひとり。源五は通称で、名は忠雄(ただお)。家紋は丸に三盛亀甲花菱。実弟・小野寺幸右衛門、伯父・小野寺十内も義士として討ち入りに参加している。首は太くて短く、あばた面であったが、「子葉」の俳号を持つ俳人で、茶道や和歌、国文にも通じる文雅の士だった。平安時代から続く名家・大高家に生まれ、父の死後家督を継ぐと赤穂藩主・浅野内匠頭長矩に仕えた。主君・長矩が刃傷事件を起こした時、同行していた源五も江戸にいたが、凶報を知るや赤穂に戻り、以後、大石内蔵助のもっとも信頼する同志のひとりとして活躍した。その信頼のあつさは、江戸にいる急進派の鎮撫や「神文返し」の使者とい... (続きをみる)
- 大高源五の名言
- 『梅で呑む 茶屋もあるべし 死出の山』
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