さて、主食にご飯をモリモリ食べていた江戸の庶民。おかずはどんなものが人気だったのか?江戸時代後期につくられたおかず番付(ランキング)によりますと次のようなおかずが人気。
きんぴらごぼう
煮豆
切り干し大根の煮物
そのほかは、たとえば
・昆布と油揚げの煮物
・ひじきの白和え
・小松菜おひたし
スポンサーリンク
悪魔的なごはんがススム君ではないものの、今でも定番のメニューがずらり。
魚貝を使ったおかずもたまに登場します。
・いわし目刺し
・たたみいわし
・アサリのむき身と切り干し大根の煮物
など。
そして、食卓に並ぶレギュラーメンバーの漬物としては
たくあん漬け
梅干
そのほか人気なのは、
・ぬか味噌漬け
・なすび漬け
・らっきょう
現代でもおなじみのお漬物ラインナップです。
お味噌汁はどうか?具材として人気だったのは
・大根
・豆腐
・納豆(!?)
などなど。
こうしてみると豆関係の登場率が高い。豆は年中手に入る貴重なタンパク源として人気がありました。同じく豆からつくられる豆腐や納豆も人気食材でした。
豆腐一丁の値段は江戸では50文(約1000円)ほど。高い!とはいえ現代の豆腐一丁よりかなりビッグサイズだったそう。
ちなみに下級武士も庶民と似たような食事だったようで、魚を食べられるのは月に3回ほどだったとか。