• 更新日:2022年4月2日
  • 公開日:2016年2月8日


さて、主食にご飯をモリモリ食べていた江戸の庶民。おかずはどんなものが人気だったのか?江戸時代後期につくられたおかず番付(ランキング)によりますと次のようなおかずが人気。


きんぴらごぼうは江戸時代の人気おかずだった
きんぴらごぼう

煮豆は江戸時代の人気おかずだった
煮豆

切り干し大根の煮物は江戸時代の人気おかずだった
切り干し大根の煮物

そのほかは、たとえば
・昆布と油揚げの煮物
・ひじきの白和え
・小松菜おひたし


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悪魔的なごはんがススム君ではないものの、今でも定番のメニューがずらり。

魚貝を使ったおかずもたまに登場します。
・いわし目刺し
・たたみいわし
・アサリのむき身と切り干し大根の煮物

など。

そして、食卓に並ぶレギュラーメンバーの漬物としては



たくあん漬けは江戸時代の人気漬物
たくあん漬け

梅干は江戸時代の人気漬物
梅干

そのほか人気なのは、
・ぬか味噌漬け
・なすび漬け
・らっきょう

現代でもおなじみのお漬物ラインナップです。

お味噌汁はどうか?具材として人気だったのは
・大根
・豆腐
・納豆(!?)

などなど。

こうしてみると豆関係の登場率が高い。豆は年中手に入る貴重なタンパク源として人気がありました。同じく豆からつくられる豆腐や納豆も人気食材でした。

江戸時代の豆腐売り(『守貞謾稿』より)
『守貞謾稿』に描かれた豆腐売り。朝昼晩の1日3回「と~ふ~」と呼ばわりながら売り歩きました
豆腐一丁の値段は江戸では50文(約1000円)ほど。高い!とはいえ現代の豆腐一丁よりかなりビッグサイズだったそう。

ちなみに下級武士も庶民と似たような食事だったようで、魚を食べられるのは月に3回ほどだったとか。

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