• 更新日:2017年5月5日
  • 公開日:2016年1月25日


江戸の町で多かったのは男性? 女性?


続いて気になる江戸の男女比を見てみましょう。1721年(享保6)の江戸の町人人口はおよそ50万人ですが、そのうち男性は32万人、女性は18万人といったところ。男女比でいいますとだいたい5:3という感じでしょうか。

圧倒的に男性の割合が大きいです。その理由は……「農家の次男、三男が仕事を求め諸国から江戸へやってきた」というのが大きいでしょう。また、参勤交代によりたくさんの武士が単身赴任してきましたので、江戸は女性に比べ圧倒的に男性が多かったのです。

江戸時代の日本橋 魚市(『日本橋魚市繁栄図』歌川国安 画)
(『日本橋魚市繁栄図』歌川国安 画)
江戸の名所としても有名だった日本橋の魚市。売る人、買う人の顔ぶれを見てみますと、場所柄もありますが男性が多いですね。それにしても楽しそう。

では、江戸時代を通じてずーっと女性不足だったのかといいますと、そうでもありません。江戸時代も後期になると男女比はほぼなくなったといわれています。

今回は江戸時代の人口についてまとめました。

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