西洋式の時計がやってきた
日本に機械時計が伝来したのは、1551年(天文20)のことで、もたらしたのはかの有名な宣教師フランシスコ・ザビエルです。
もたらしたのはキリスト教だけじゃないよ
ご存知、スペイン人宣教師のフランシスコ・ザビエル。
山口の大名・大内義隆(おおうちよしたか)にキリスト教布教を願い出た際、献上した品々のなかに機械時計があったといわれていますが、残念ながら現存していません。
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日本最古の西洋時計
現存するものとして日本最古といわれるゼンマイ式の西洋置時計。
これは1612年(慶長17)にスペイン国王から神君・徳川家康に贈られたものです。
現在は久能山東照宮に宝物としてたいせつに保存されています。美しいですね~。
これまで見たことのない精巧な仕掛けの機械時計は大名たちにもてはやされましたが、前述したように日本での時間は「不定時法」によるので、「定時法」に基づく西洋時計はあくまで観賞用でした。